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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第21章 国生みの島と出会いの縁(中編)
「巴、あそこで食事でもいいですか?」
「あ、うん。いいよ」

船から降りた二人が交わしている会話を聞いた私のお腹が不覚にもぐぐぅ〜っと鳴った。

あ・・・。

「俺等も一緒する?」
素直さんにはバッチリそれが聞こえちゃったみたい。そもそも、彼の計画としても、このあたりでお昼にする予定だったみたいだ。

「よかったらご一緒しません?」
私達の会話の気配を察したのか(私のお腹の音を聞いたのではないと信じたい)、イケメン旦那様がそう言ってくれた。

4人で再びワイワイご飯を食べたあと、港近くにある弁財天、そして、おのころ神社まで巴さん夫妻とご一緒させてもらうことになった。

『おのころ神社』

昨日行ったのは、自凝島神社(おのころじまじんじゃ)。
紛らわしいが、全く違う神社である。

ひらがなで『おのころ神社』と書かれた夜中に見たらちょっとホラーを感じるような古い木の案内標識に従って歩いていくと、結構急な登り階段に突き当たる。

「ほら、巴、手を」
「うん、ありがとう」

さっそうと手を差し出し巴さんをエスコートする港斗さん。手すりもない狭い石階段なので、身重の巴さんにはちょっと危ないかもしれない。

そんな風に思っていると、ずいっと私の眼の前に手が出てきた。その手を視線で辿っていくと、わざとらしく斜め上を見ている素直さんの横顔にいきあたった。

プッと吹き出しそうになるのを堪え、その手をきゅっと握る。

「滑ったら、あぶねーからな」
結構無理のある体勢だと思うんだけど、結局、最後まで素直さんは私の手を掴んで登ってくれた。

階段を登ったあとも両側から緑の葉が生い茂っている、ちょっと整備されていないハイキングコースのような道を少し歩くことになる。

「おおぅ!まだこんなに登るんか」

山道を登ると、『自凝神社』の石碑があり、その横に参道の階段がずーっと上まで伸びていた。さっきの危なっかしい石階段とは違って、幅もあり、手すりもあるので、ゆっくり登れば巴さんでも大丈夫そうだ。

えっちらおっちら登ると、やっとついたのが非常に質素な外見の拝殿と、その奥に鎮座する本殿だった。拝殿の天井近くには左右に伊弉諾と伊弉冉が天の沼矛で海をかき回している様子を描いた奉納画が飾ってある。
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