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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第21章 国生みの島と出会いの縁(中編)
「ま、ホラースポットって言っても、幽霊が見えるとか、そういうのはないんだけどな」
素直さんが言うには、淡路島で随一のホラースポットは、私達が宿泊した洲本の街からほど近い、隧道・・・旧トンネルだそうだ。
「そこは、夜な夜な少年の幽霊が出るそうな」
等と言っていた。
ただ、幽霊話がなくとも、十分ここも雰囲気はある。
なんとなく、こういう建物を見ていると、怪談が書きたくなってしまうのは、私のアマチュア作家としての性かもしれない。
「お、神社があるぞ」
そんな第一砲台跡地を左手に見ながらしばらく歩いていると、木造りの小さな鳥居と、お社というか祠が見えてきた。
『出石神社』
調べてみると、日本書紀に出てくる『出石の刀子(いでしのとうず)』という神剣を祀ってる神社らしい。
「神宝が自ら海を渡ってここに来たのを農民が発見した・・・って書いてあるけど」
「さすが神剣といったところか?」
私もこの伝承はよく知らなかった。不思議な話もあるものだ。
そして、この出石神社の敷地には、小さな祠があと二つある。これはどうやらその昔ここで切腹した武士の魂を慰めるもののようだ。
そんな古代の神話と歴史を感じながら、そっと私達は手を合わせた。
「さ、そろそろ行こうか。多分ちょうどいい時間に着くはずだ」
再び私達は車に乗り、今度こそ、次の女神様がいる沼島八幡宮がある沼島を目指すことになる。
「あ!ゆらさん?」
沼島行きの船上、先程お別れした巴さん達に声をかけられた。
まあ!偶然!
確かにあちらも四女神巡りをしているので、出会う可能性はあるとは思っていたけれども、別に申し合わせたわけでもないのに、こうして出会えるのは、やっぱり御縁があるんだななんて思う。
船旅の途中、巴さんたちの御朱印帳を見せてもらった。
「うわーすごいですね・・・色んな所に行ってるんですね」
「ええ、去年のクリスマスに、旦那様・・・港斗が御朱印帳をくれたのがきっかけだったんですよ」
「へぇ・・・じゃあ、御朱印歴、俺と同じくらいなのか・・・」
御朱印歴ってなんだよとか思うが、確かに、素直さんも去年の12月31日、たまたま私と三峯神社で出会ったのがきっかけで、そこの御朱印帳を買ったのが最初だったので、『歴』としては同じくらい。
素直さんが言うには、淡路島で随一のホラースポットは、私達が宿泊した洲本の街からほど近い、隧道・・・旧トンネルだそうだ。
「そこは、夜な夜な少年の幽霊が出るそうな」
等と言っていた。
ただ、幽霊話がなくとも、十分ここも雰囲気はある。
なんとなく、こういう建物を見ていると、怪談が書きたくなってしまうのは、私のアマチュア作家としての性かもしれない。
「お、神社があるぞ」
そんな第一砲台跡地を左手に見ながらしばらく歩いていると、木造りの小さな鳥居と、お社というか祠が見えてきた。
『出石神社』
調べてみると、日本書紀に出てくる『出石の刀子(いでしのとうず)』という神剣を祀ってる神社らしい。
「神宝が自ら海を渡ってここに来たのを農民が発見した・・・って書いてあるけど」
「さすが神剣といったところか?」
私もこの伝承はよく知らなかった。不思議な話もあるものだ。
そして、この出石神社の敷地には、小さな祠があと二つある。これはどうやらその昔ここで切腹した武士の魂を慰めるもののようだ。
そんな古代の神話と歴史を感じながら、そっと私達は手を合わせた。
「さ、そろそろ行こうか。多分ちょうどいい時間に着くはずだ」
再び私達は車に乗り、今度こそ、次の女神様がいる沼島八幡宮がある沼島を目指すことになる。
「あ!ゆらさん?」
沼島行きの船上、先程お別れした巴さん達に声をかけられた。
まあ!偶然!
確かにあちらも四女神巡りをしているので、出会う可能性はあるとは思っていたけれども、別に申し合わせたわけでもないのに、こうして出会えるのは、やっぱり御縁があるんだななんて思う。
船旅の途中、巴さんたちの御朱印帳を見せてもらった。
「うわーすごいですね・・・色んな所に行ってるんですね」
「ええ、去年のクリスマスに、旦那様・・・港斗が御朱印帳をくれたのがきっかけだったんですよ」
「へぇ・・・じゃあ、御朱印歴、俺と同じくらいなのか・・・」
御朱印歴ってなんだよとか思うが、確かに、素直さんも去年の12月31日、たまたま私と三峯神社で出会ったのがきっかけで、そこの御朱印帳を買ったのが最初だったので、『歴』としては同じくらい。

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