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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第20章 国生みの島と出会いの縁(前編)
「え?もしかして、素直さん、ここに連れてくるため?」
そう、いくつか旅行の候補地があった中で、『コースは俺に任せてくれませんか?』と言った素直さんが、ここ淡路島を選んだ理由・・・それが・・・。

「ま、まあな・・・。ほら、なんか記念になるかなって、自分の名前がついた神社って・・・」

これがあったから今日の旅程は伏せられていたのか。
なんか、ちょっとびっくりしたし・・・嬉しくなった、ぞ?

「え?自分の名前って?」
素直さんの言葉に、今度は巴さんのほうが反応した。

「わ、私・・・『ゆら』っていうんです。名前。ひらがなで、ゆら」
旦那さんの港斗さんの方を見て、あら、と巴さんが声を漏らす。

「ははは、僕は、港斗・・・ですからね。こんな偶然あるんですね」
「”ゆら”・・・”みなと”神社・・・って・・・確かにすげー偶然だな」

神社にお名前が入っている人が一度に二人も揃うなんてそうそうあることではない。なんとなく、この事があって、一気に巴さんたち夫婦との距離が縮まった気がした。

なので、改めて自己紹介。
「私は軽部ゆらって言います」
「お・・・わ・・・僕は岸田素直」

あちらも名乗ってくれた。生田さんというらしい。
生田巴さんと、港斗さん。やっぱりご夫婦で、奥様はご懐妊中のよう。

「再来月には生まれる予定なんですよ」
なんて言っている旦那様はとても嬉しそうだった。

そのまま四人で神門をくぐって、境内の中に進む。巴さんは『海が綺麗!』とか、『ここもお水にちなんだ神様なの?』とか、すごく楽しそうにしている。

港斗さんは結構神社に詳しいみたいで御祭神である速秋津日子神と速秋津比賣神についての話をしたりしていた。

「速秋津比賣神は祓戸四神の一柱で、罪や穢れを祓う女神様・・・なんですって」

ほえ〜詳しいですねーなんて思ったりする。

拝殿では、先に巴さん御夫婦がお参りをする。二人仲良く並んで、二拝、二拍手、一礼。

お祈りが終わると、『巴は何をお願いしたんですか?』『私はやっぱり・・・』なんて仲睦まじい様子だ。

そして、私達の番である。
ぽいっとお賽銭を入れて、二回お辞儀をしたところで、さて、何をお願いしようかなと考える。

ここの御祭神は『速秋津比賣神』穢れを祓う神さまだ。そうなれば、祈ることはひとつである。
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