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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第20章 国生みの島と出会いの縁(前編)
別に動揺する必要ないのに、あわわとなってしまう。そもそも、なんで疑問形なんだよ!完全に、完膚なきまでに恋人だろうが、と心の中で自分に突っ込むが、やっぱり喪女歴が長い私には『彼ピなんだ♪てへ!』とか、するっと言えたりしないわけで。
こんな感じであたふたとしつつも、『えっと、ロフトでくじが当たって・・・』なんてところから、この旅が始まった経緯なんかをあれこれ話していった。
「で、私が国産み神話の地である淡路島に行きたいってリクエストして・・・」
私の慌てぶりが面白かったのかもしれない。奥様のほうがふふっと笑った。
「あら、お似合いだったんで、・・・ね、つい」
「お二人は、彼氏、彼女さんなんですね」
にこやかに笑いあうご夫婦二人は、なんだかとても息があってるような気がして、きっともう結婚して長いんだろうなあなんて思う。
なんかいいな、こういう感じ・・・。
4人で手水舎にやってきた。
この神社の手水舎は龍の頭を模したようなものだった。まずは先行していた御夫婦に順番を譲り、私達はその後に手水を済ませることにした。
「へえ、ここは龍の口から水が出るんだな」
「はい、素直さん、柄杓ね」
「お、ありがと」
私達が手水を済ませていると、後ろから御夫婦の会話が聞こえてきた。
「巴(ともえ)、ほら、そこに社標があるよ」
どうやら奥様の名は『巴さん』というらしい。
ところで、社標とは、神社の名が記されている石の柱のようなもののことだ。この言葉で、私は、そう言えばさっきのしめ縄騒動で、肝心のこの神社の名前見そびれてたということを思いだした。
「へえ、由良湊神社って言うんだ。丁度…そこが由良漁港だから神戸にも海に関する神様がお祀りされてたけど…ここもそんな感じなのかな?」
ん!?今、なんと?
「そうなんですよ、赤ウニで有名な由良漁港がそこにありますからね。
由良にある”みなと”神社ですから」
「あはは・・・。”みなと”神社だから港斗(みなと)はここに来たかったって事ね」
旦那さんは『港斗さん』っていうんだ・・・って!?
由良漁港・・・
ゆら・・・みなと?
はっと気づいて、手水を済ませて柄杓をゆすいでる素直さんを見た。
その顔は『お、やっと気づいたか』と言わんばかりの顔。
な・・・なんですと!?
こんな感じであたふたとしつつも、『えっと、ロフトでくじが当たって・・・』なんてところから、この旅が始まった経緯なんかをあれこれ話していった。
「で、私が国産み神話の地である淡路島に行きたいってリクエストして・・・」
私の慌てぶりが面白かったのかもしれない。奥様のほうがふふっと笑った。
「あら、お似合いだったんで、・・・ね、つい」
「お二人は、彼氏、彼女さんなんですね」
にこやかに笑いあうご夫婦二人は、なんだかとても息があってるような気がして、きっともう結婚して長いんだろうなあなんて思う。
なんかいいな、こういう感じ・・・。
4人で手水舎にやってきた。
この神社の手水舎は龍の頭を模したようなものだった。まずは先行していた御夫婦に順番を譲り、私達はその後に手水を済ませることにした。
「へえ、ここは龍の口から水が出るんだな」
「はい、素直さん、柄杓ね」
「お、ありがと」
私達が手水を済ませていると、後ろから御夫婦の会話が聞こえてきた。
「巴(ともえ)、ほら、そこに社標があるよ」
どうやら奥様の名は『巴さん』というらしい。
ところで、社標とは、神社の名が記されている石の柱のようなもののことだ。この言葉で、私は、そう言えばさっきのしめ縄騒動で、肝心のこの神社の名前見そびれてたということを思いだした。
「へえ、由良湊神社って言うんだ。丁度…そこが由良漁港だから神戸にも海に関する神様がお祀りされてたけど…ここもそんな感じなのかな?」
ん!?今、なんと?
「そうなんですよ、赤ウニで有名な由良漁港がそこにありますからね。
由良にある”みなと”神社ですから」
「あはは・・・。”みなと”神社だから港斗(みなと)はここに来たかったって事ね」
旦那さんは『港斗さん』っていうんだ・・・って!?
由良漁港・・・
ゆら・・・みなと?
はっと気づいて、手水を済ませて柄杓をゆすいでる素直さんを見た。
その顔は『お、やっと気づいたか』と言わんばかりの顔。
な・・・なんですと!?

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