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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第20章 国生みの島と出会いの縁(前編)
ホテル島花を左手に見ながら、更に車は進んでいく。淡路の地形を考えると南に進んでいるのだろう。ということは・・・さっきのデフォルメされた地図を思い浮かべると、次にたどり着くのは、速秋津比賣神がいらっしゃる神社、ということになるだろう。
「速秋津比賣神様って、昨日、あわじ和牛亭の近くにあった碑にあった神様だったね」
「ああ、そういやそうだったな・・・何だっけ?港の神様・・・だっけ?」
「うんそう。いろんな穢(けがれ)を受け入れて浄化してくれる神様なんだって」
多分、水が集まるところはいろんな悪いものも集まる、みたいな考えがかつての日本にはあったんだろう。だからこそ、そこに神様を想定して、それらを清めてくださいと祈ったのかもしれない。
こんな感じでおおよそ車で20分弱。
左手に見える成ヶ島を通り過ぎようとする辺りで車が右折。そこに目指す神社が見えてきたみたいだった。
「お、先客がいるっぽいな」
鳥居の横にある社標を尻目にして少し行くと、車が通れるような形で注連柱がある。車祓にでもなっているのか、その向こうに車が止められるみたいだった。
そして、確かに素直さんが言うように、そこには私達以外の観光客のものか、一台の車が止まっていた。
その車からはちょっと長身のイケメン男性と、その奥さんなのかな?髪が長めの女性が降りてきた。二人はそのまま神社の正面に回るみたいで、連れ立って歩いていっていた。
なんとなく、歩き方が変わっている。
もしかしたら、ご懐妊されているのかもしれない。
「お、あちらさんもお参りみたいだ・・・俺達も行こうか」
「うん」
神社の正面に回ると、これもまた変わった鳥居が私達を出迎える。
「うわ!なんだこれ・・・進入禁止か?っかしーなーちゃんと言ったんだけどもな・・・もしかして、今日はもう閉店・・・とか?」
いや、閉店て・・・
店じゃねえし。
まあ、素直さんが驚くのも無理はない。この神社で私達を迎えた石の鳥居は、その造りこそ普通のものだったが、その柱の間に渡されているしめ縄の位置が異常に低いのだ。普通に通ろうとすると、私でも頭に、素直さんだったらもしかしたら首に引っかかるんじゃないかというくらいの高さだ。
でも、これはもちろん閉店でも、立入禁止でもない。
すごく珍しいけれども、あり得る形の鳥居なのだ。
「速秋津比賣神様って、昨日、あわじ和牛亭の近くにあった碑にあった神様だったね」
「ああ、そういやそうだったな・・・何だっけ?港の神様・・・だっけ?」
「うんそう。いろんな穢(けがれ)を受け入れて浄化してくれる神様なんだって」
多分、水が集まるところはいろんな悪いものも集まる、みたいな考えがかつての日本にはあったんだろう。だからこそ、そこに神様を想定して、それらを清めてくださいと祈ったのかもしれない。
こんな感じでおおよそ車で20分弱。
左手に見える成ヶ島を通り過ぎようとする辺りで車が右折。そこに目指す神社が見えてきたみたいだった。
「お、先客がいるっぽいな」
鳥居の横にある社標を尻目にして少し行くと、車が通れるような形で注連柱がある。車祓にでもなっているのか、その向こうに車が止められるみたいだった。
そして、確かに素直さんが言うように、そこには私達以外の観光客のものか、一台の車が止まっていた。
その車からはちょっと長身のイケメン男性と、その奥さんなのかな?髪が長めの女性が降りてきた。二人はそのまま神社の正面に回るみたいで、連れ立って歩いていっていた。
なんとなく、歩き方が変わっている。
もしかしたら、ご懐妊されているのかもしれない。
「お、あちらさんもお参りみたいだ・・・俺達も行こうか」
「うん」
神社の正面に回ると、これもまた変わった鳥居が私達を出迎える。
「うわ!なんだこれ・・・進入禁止か?っかしーなーちゃんと言ったんだけどもな・・・もしかして、今日はもう閉店・・・とか?」
いや、閉店て・・・
店じゃねえし。
まあ、素直さんが驚くのも無理はない。この神社で私達を迎えた石の鳥居は、その造りこそ普通のものだったが、その柱の間に渡されているしめ縄の位置が異常に低いのだ。普通に通ろうとすると、私でも頭に、素直さんだったらもしかしたら首に引っかかるんじゃないかというくらいの高さだ。
でも、これはもちろん閉店でも、立入禁止でもない。
すごく珍しいけれども、あり得る形の鳥居なのだ。

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