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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第19章 結びの島と溢れる想い(後編)
思い返せば、なんであんな話になったのか、ちょっと流れは覚えていないのだけど、何度目かのお泊りの時に、確か彼の方から言い出したことだった。

『コスプレしてエッチ』

最初は自分で言っておきながら自分で照れてしまって、撤回したりもしていたけれども、その後も何度かボソボソと『いや男の夢だし』とか『もし、ゆらさんがそんな格好してくれたら・・・嬉しいし』等と漏らしていた。

そういうの・・・やっぱり男の人好きなもん?

そんなわけで、私自身、最初はさして乗り気ではなかったが、なんだかものすごく熱い思いを感じてしまったので、最後には『別にいいけど』・・・みたいなことを言ってしまったのだ。

そしたら旅のしおりの『持ち物』の欄に、しっかりと『ネコのコスプレ衣装』と書かれていたので、思わず笑ってしまった。
彼のこういうところは本当に、面白い。

ここまで来ると、私の方も俄然興味というか、やる気が出てきてしまい、リクエストに応えるべく、『セクシー ネコ コスプレ』と調べて、出てきたものをチェック。あれこれ比較検討をした結果、『これなら・・・』と思ったものを注文して、こっそりと持参したというわけだ。

その時私が購入したのは、

黒猫の耳
金の鈴がついた首輪形チョーカー
ほぼ胸を覆う機能のないブラ
アソコが丸出しのショーツ
取り外し可能なふわふわしっぽ

である。注文した時は、画面に出ているセクシーおねーさんの格好を見て、ノリノリだったのだけど、いざ到着してみると、スタイル微妙の私が着て、果たしてこれは似合うのだろうかと疑問を感じたりもした。

・・・多分、『お願い』ってアレを着て、エッチしようってこと・・・だよね?

もう約束しちゃったし、実際にモノはあるし、それに、彼だけの前なら恥ずかしくてもできるんじゃないか、作家として何でも経験してみるのもいいのではないか・・・。

そんなふうにあれこれ考えた結果、私が出した結論は、『まあ、何事も経験。やってみよう』というものだった。

そんな決意を胸にシャワーから出ると、すでに素直さんはすっかりお着替えを済ませて待っていた。髪の毛もちゃんと整えているところはさすがといったところか。

その後、私がお着替えを済ませたあたりで、ちょうど夕食の時間になっていたので、そのまま一階に降りていくことにした。
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