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One Night LOVE
第2章 微糖
「……やっぱり、あの時のキスはノーカウント?」
「え?」
「だって、さっきの話で出てこなかったから……」
やっぱり、あの時の彼だ。
あの時も前髪は眺めだったから、あまり顔は見えなかったけど
寂しそうな瞳は変わらない。
「君のほうが嫌でしょ。おばさんとのキスをカウントするなんて」
「俺は!あの時、俺が未成年だったから。
大人に早くなりたくて、もっと、ちゃんとしたキスができたらって
恥ずかしくなっただけ。それにいなくなったのは、そっちだし」
「あ…風邪で1週間寝込んでて……でも、君だってそのあと来なかったでしょ!んっ!」
今度は、ちゃんと大人のキス。
私の舌の上に、彼の舌を絡ませてきた。
キスなんて、久しぶりすぎて、息の仕方とか、舌の動かし方とか……忘れてしまった。
だけど、大人になった彼が今はリードしてくれる。
ただ、息が苦しいのか、今の状況に酔っているのか、頭がボーっとしてしまう。
「振られたと思った俺は、あれから伯父さんの家にお世話になることになって。
働いて、働いて、金を貯めて……勉強もして。
起業して、やっと、あなたを迎えにいけるぐらい成長できた」
「すごい……頑張ったんだね……」
まだ、20代なはずなのに、
苦労しているからか、彼には若白髪がある。
肌も20代特有のハリがない。
きっと、一生懸命生きてきたのだろう。
つい、愛おしく思ってしまって、
頭を撫ではじめてしまった。
子供扱いをしているわけではない。
ただ、すごいなって褒めたかったのだ。
「え?」
「だって、さっきの話で出てこなかったから……」
やっぱり、あの時の彼だ。
あの時も前髪は眺めだったから、あまり顔は見えなかったけど
寂しそうな瞳は変わらない。
「君のほうが嫌でしょ。おばさんとのキスをカウントするなんて」
「俺は!あの時、俺が未成年だったから。
大人に早くなりたくて、もっと、ちゃんとしたキスができたらって
恥ずかしくなっただけ。それにいなくなったのは、そっちだし」
「あ…風邪で1週間寝込んでて……でも、君だってそのあと来なかったでしょ!んっ!」
今度は、ちゃんと大人のキス。
私の舌の上に、彼の舌を絡ませてきた。
キスなんて、久しぶりすぎて、息の仕方とか、舌の動かし方とか……忘れてしまった。
だけど、大人になった彼が今はリードしてくれる。
ただ、息が苦しいのか、今の状況に酔っているのか、頭がボーっとしてしまう。
「振られたと思った俺は、あれから伯父さんの家にお世話になることになって。
働いて、働いて、金を貯めて……勉強もして。
起業して、やっと、あなたを迎えにいけるぐらい成長できた」
「すごい……頑張ったんだね……」
まだ、20代なはずなのに、
苦労しているからか、彼には若白髪がある。
肌も20代特有のハリがない。
きっと、一生懸命生きてきたのだろう。
つい、愛おしく思ってしまって、
頭を撫ではじめてしまった。
子供扱いをしているわけではない。
ただ、すごいなって褒めたかったのだ。

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