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One Night LOVE
第2章 微糖
“ゴホゴホッ……”
メロンパンをひっかけたみたいで咳をし始めた。
「ちょっと、大丈夫?」
手に持っている飲み物はお酒。
とてもじゃないけど未成年には渡せない。
そばに自販機があったため、買って彼に飲ませた。
「ありがとう……ございます」
食事をとるときは飲み物も一緒に……と言おうかと思ったが、
この時に気づいた。
彼はいつも飲み物を飲んでいない。
もしかしたら、金銭的に厳しいのかもしれないのだ。
「ねぇ、私の愚痴聞いてくれる?」
「愚痴……ですか?」
「暇なんでしょ?そのコーヒー奢るから」
彼の返答を待たず、私は彼に元彼のこと、仕事の愚痴を話す。
普段、誰にも話さないため、何だかスッキリした。
「全然わかんないよねwごめんね。急に。ほら、おでんも食べて」
「じゃあ……いただきます。あの……」
「どうした?」
「友達とかいないんですか?愚痴凄かったから」
「ご、ごめんね。本当。友達か……いるよ。友達は。
でも、みんな結婚して家族持っていたり、仕事が忙しかったり、
介護をしていたり……友達とはもう30歳ごろから会ってない」
「そういうもんですか?」
「そういうもんなんだよ、寂しいけどね」
学生時代のときは、友達はいたのに。
本当に会わなくなってしまった。
会社の同期は結婚して辞めていった。
私はこの会社に取り残されていく。
寂しいけど……踏ん張らなければならない。
メロンパンをひっかけたみたいで咳をし始めた。
「ちょっと、大丈夫?」
手に持っている飲み物はお酒。
とてもじゃないけど未成年には渡せない。
そばに自販機があったため、買って彼に飲ませた。
「ありがとう……ございます」
食事をとるときは飲み物も一緒に……と言おうかと思ったが、
この時に気づいた。
彼はいつも飲み物を飲んでいない。
もしかしたら、金銭的に厳しいのかもしれないのだ。
「ねぇ、私の愚痴聞いてくれる?」
「愚痴……ですか?」
「暇なんでしょ?そのコーヒー奢るから」
彼の返答を待たず、私は彼に元彼のこと、仕事の愚痴を話す。
普段、誰にも話さないため、何だかスッキリした。
「全然わかんないよねwごめんね。急に。ほら、おでんも食べて」
「じゃあ……いただきます。あの……」
「どうした?」
「友達とかいないんですか?愚痴凄かったから」
「ご、ごめんね。本当。友達か……いるよ。友達は。
でも、みんな結婚して家族持っていたり、仕事が忙しかったり、
介護をしていたり……友達とはもう30歳ごろから会ってない」
「そういうもんですか?」
「そういうもんなんだよ、寂しいけどね」
学生時代のときは、友達はいたのに。
本当に会わなくなってしまった。
会社の同期は結婚して辞めていった。
私はこの会社に取り残されていく。
寂しいけど……踏ん張らなければならない。

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