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One Night LOVE
第2章 微糖
「ごめんなさい、びしょ濡れで。
車のシート濡れちゃうし」
「それは別にいいけど。どこまで?」
「えっと……」


何かがおかしい。
よく見たら、タクシーじゃない高級車。
メーターもなければ、タメ口で、金髪の若い男性。
これ、タクシーじゃない!


「あの!タクシーじゃないですよね。
雨で見えなくて。降ります。シートごめんなさい!」
「まだ雨すごいけど」
「それは、そうだけど」
「家まで送ろうか?別に暇だし」
「いや、それは、ちょっと……」


知らない男の車で自分の家に送ってもらうのは気が引ける。
かといって、降りたら雨すごいだろうし。


「雨宿りできる場所……駅。駅に連れていってもらってもいいですか?
お金払いますので」
「駅?ホテルとかじゃなくて?」
「ホテ…ルじゃなくていいです。自分で駅から探しますから」
「いいけど。この雨で電車出てないし、ホテルも満室だよ」
「え!」


携帯でホテルを検索すると、たしかに満室だった。
そうだよね…もう、こんな時間だもんね。


「じゃあ、俺んち行く?」
「大人をからかわないで!」
「はは!面白い!」


顔は全く見えないが、ミラーで瞳だけが見える。
人懐っこい感じだけど……見知らぬ人だからかちょっと怖い。


「はい、どうぞ」
「え……ありがとう」


男から急に缶コーヒーをもらう。
空いてはいないけど
薬とか入ってないよね…?


「めっちゃみるねw薬なんて入ってないよ」


男が先に缶コーヒーを飲み始める。
もともと、私はコーヒーが好き。
だから、手元にあるコーヒーが飲みたくてたまらない。


意を決して飲むことに。
飲んだけど味は変じゃないし、普通に美味しかった。


「これ、微糖……」
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