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One Night LOVE
第1章 ココア
「では、次の企画ですが……加藤、お前の企画を採用だ。
多田、お前はサポートについてやれ」
そう、私の名前は多田。
会社では相変わらず、男尊女卑で、同期の企画が今回も採用され、私はサポート役だ。
いつもなら、家でため息をついていたが、もうため息はつかない。
「あの……私の企画のどこがいけなかったか、お教え願えますでしょうか」
いつも黙っている私が課長に意見をしたため、周りがざわめく。
でも、いつも思っていた。
私は彼の企画に負けてない。
「どこって……いや、あの、その……」
私に突っ込まれると思っていなかったようで、モゴモゴと話しだす課長。
この感じだと私の企画は読んでもいないようだ。
「何を騒いでいるの?」
「ぶ、部長……!」
部長が会議室に入ってきて、課長が泣きついている。
部長は創立初の女部長でバリバリの仕事をこなしている人。
あまり会うことはないが、今日はたまたま会議室にやってきたようだ。
「私の企画がどうして採用されなかったか、理由を聞きたいだけです」
「それで?どこがいけなかったの?」
「えっと……何だったかな……」
部長が聞いても、モゴモゴと話す課長。
その姿を見て、部長は呆れ果てている。
「この会社の悪いところよね。男尊女卑がまだ残ってる。
私が選ぶなおすわ。いいわよね?」
部長が課長を睨むと、課長は縮こまって何度も頷いている。
「それでいいかしら?」
「お忙しいのに、ありがとうございます!」
私は部長に笑顔で感謝の気持ちを伝えた。
私にとっては大事な一歩を踏み出すことができたのだ。
課長は面白くないようで、私の前でわざと舌打ちをしていったが、どうでもいい。
こういう嫌味は気にならない。
多田、お前はサポートについてやれ」
そう、私の名前は多田。
会社では相変わらず、男尊女卑で、同期の企画が今回も採用され、私はサポート役だ。
いつもなら、家でため息をついていたが、もうため息はつかない。
「あの……私の企画のどこがいけなかったか、お教え願えますでしょうか」
いつも黙っている私が課長に意見をしたため、周りがざわめく。
でも、いつも思っていた。
私は彼の企画に負けてない。
「どこって……いや、あの、その……」
私に突っ込まれると思っていなかったようで、モゴモゴと話しだす課長。
この感じだと私の企画は読んでもいないようだ。
「何を騒いでいるの?」
「ぶ、部長……!」
部長が会議室に入ってきて、課長が泣きついている。
部長は創立初の女部長でバリバリの仕事をこなしている人。
あまり会うことはないが、今日はたまたま会議室にやってきたようだ。
「私の企画がどうして採用されなかったか、理由を聞きたいだけです」
「それで?どこがいけなかったの?」
「えっと……何だったかな……」
部長が聞いても、モゴモゴと話す課長。
その姿を見て、部長は呆れ果てている。
「この会社の悪いところよね。男尊女卑がまだ残ってる。
私が選ぶなおすわ。いいわよね?」
部長が課長を睨むと、課長は縮こまって何度も頷いている。
「それでいいかしら?」
「お忙しいのに、ありがとうございます!」
私は部長に笑顔で感謝の気持ちを伝えた。
私にとっては大事な一歩を踏み出すことができたのだ。
課長は面白くないようで、私の前でわざと舌打ちをしていったが、どうでもいい。
こういう嫌味は気にならない。

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