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One Night LOVE
第1章 ココア
「あの、多田さん……」
「南くん」
そう、南君は私の元カレ。
彼が、会社で話しかけてきたのだ。
屋上で話しましょうと言われて、私たちは屋上へ向かった。
ちょっと前だったら、誘われて嬉しくてドキドキしていただろう。
今は…何とも思わないし感じない。
「どうしたんですか、今日」
「え?何が?」
「だって、課長にあんなこと言うなんて…らしくないっていうか」
「らしく…ない?」
「多田さんは、いつもニコニコしていたのに。それが可愛かったのに」
そっか。
この人も、あいつらと同じなんだ。
女は黙って俺のあとをついて来いみたいなw
そういうのを見抜けなかったんだ……
「あははは!」
いきなり笑い出して、困っている南くん。
ちょっと前まで好きだった南くん……教えてくれてありがとう。
「ど、どうしたんですか、急に」
「ううん。何でもない。仕事に戻るね」
「俺の…せいですか?」
「え?」
「俺が、多田さんを振ったから……おかしくなったんじゃ」
ちょっと、笑わせないでよ。
私はおかしくなったんじゃない。
私は生まれ変わったんだよ。
「こっちの私が素なの。
あと、もう南君のこと何とも思ってない。
私、1日だけの恋人がいるの!」
南君は、怪訝な顔で私を見つめていた。
それでいい。
1日だけの恋人だなんて、私も自分で言っていておかしいって思うから。
でも、これ以上詳しくは彼には教えない。
だって、ワンナイトの出来事は、私と彼だけの秘密だから。
「南くん」
そう、南君は私の元カレ。
彼が、会社で話しかけてきたのだ。
屋上で話しましょうと言われて、私たちは屋上へ向かった。
ちょっと前だったら、誘われて嬉しくてドキドキしていただろう。
今は…何とも思わないし感じない。
「どうしたんですか、今日」
「え?何が?」
「だって、課長にあんなこと言うなんて…らしくないっていうか」
「らしく…ない?」
「多田さんは、いつもニコニコしていたのに。それが可愛かったのに」
そっか。
この人も、あいつらと同じなんだ。
女は黙って俺のあとをついて来いみたいなw
そういうのを見抜けなかったんだ……
「あははは!」
いきなり笑い出して、困っている南くん。
ちょっと前まで好きだった南くん……教えてくれてありがとう。
「ど、どうしたんですか、急に」
「ううん。何でもない。仕事に戻るね」
「俺の…せいですか?」
「え?」
「俺が、多田さんを振ったから……おかしくなったんじゃ」
ちょっと、笑わせないでよ。
私はおかしくなったんじゃない。
私は生まれ変わったんだよ。
「こっちの私が素なの。
あと、もう南君のこと何とも思ってない。
私、1日だけの恋人がいるの!」
南君は、怪訝な顔で私を見つめていた。
それでいい。
1日だけの恋人だなんて、私も自分で言っていておかしいって思うから。
でも、これ以上詳しくは彼には教えない。
だって、ワンナイトの出来事は、私と彼だけの秘密だから。

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