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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第2章 叶わぬ夢~憧れ~
 しかし、行首はミンの馬鹿げた問いかけをてんで無視していた。もとより、利口な行首のことだから、あからさまに無視したのではない。咄嗟に近くの席に座る客に、自ら酌をしにいったのだ。その客に愛想良く話しかける風を装ったため、ミンもそれ以上、ごねるわけにはゆかなかった。




 行首にあからさまに無視され、ミンはいっそう執拗になった。香蘭の手を握りしめたまま、そろりと男の手が後ろに回る。いきなり尻を嫌らしい手つきで撫で回され、香蘭の我慢の限界が来た。
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