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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第3章 月夜の出逢い
 真心や優しさは、いつだって生きてゆく力になる。誰かを真剣に想う心ほど強いものはないのだ。この瞬間、香蘭はふと袖の奥深くにしまった小瓶のことを思い出した。




 誰かが誰かに宛てて記した短い文。小さな小瓶に入れて海に託した伝言は、きっと疎かにして良いものではなかった。自分の考えは間違ってはいなかった。
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