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赤椿の島、青き恋~椿島の人魚たちへ
第3章 月夜の出逢い
 自分が持っているからといって、何ができるわけではないけれど、あの小瓶に込められた想いは大切にしたいから、そのまま大切にしまっておこう。




 明日の朝、村の入り口まで香月姐さんを迎えにゆこう。姐さんの好物の松の実粥でも拵えてあげようー、香蘭が楽しい想像を巡らせ始めた時、女将の声が容赦なくそれを阻んだ。
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