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イケナイアソビ。
第8章 恋して! ウェアウルフ
……大好きだった。
いつも自信たっぷりで、一度決めたことには妥協なんてしない。
自分にはない大人の余裕を感じさせた丞のことがーー。
そんな彼の隣にいるだけで、自分も強くなれる気がした。
今でもこの恋に変わりない。けれどけっして実ることはない。
彼に抱かれたのは、目の前に欲望のはけ口があっただけ。
ただそれだけのことだ。
「っひ……」
けっして報われることのない恋。
想い続けることは罪だろうか。
彼を想い続ける宝の唇から漏れるのは、しゃくりと嗚咽。それだけだ。
昨日の夜から降っていた小雨はもう止んでいる。
けれど宝の頬は濡れていた。

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