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イケナイアソビ。
第8章 恋して! ウェアウルフ

 涙が流れるのは仕方ない。だって宝にとって丞が全てだったのだ。三年にも及ぶ恋が、終わる。


 絶望が宝を覆い、立つことさえもままならない。悲しみに覆われた宝は、とうとう頽れてしまった。

「っひ……も、やだ……」

 大の男が人前で、しかも大声で泣きじゃくるなんて女々しい奴だと思われただろう。

「出てってよ! もういいから。二人とも出て行けっ!!」

 今は自分一人にしてほしい。

 絶望を感じて、ただ泣きじゃくりたかった。

 ……好きだった。
 誰よりも強くて凛々しい、責任感の強い彼のことがーー。

 上司からも期待されていて、揺るぎない信念を持つ彼がーー。


「こんなに好きなのに……抱かれたのだって、別に良かったんだ……たとえ、俺の事を性欲処理として抱いたのだとしても……嬉しかったから……それなのに……こんなのって……酷いよ」

 顔を隠し、宝はしゃくりを上げて涙を流す。

 この恋の終わりを噛みしめながら……。


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