この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イケナイアソビ。
第8章 恋して! ウェアウルフ
涙が流れるのは仕方ない。だって宝にとって丞が全てだったのだ。三年にも及ぶ恋が、終わる。
絶望が宝を覆い、立つことさえもままならない。悲しみに覆われた宝は、とうとう頽れてしまった。
「っひ……も、やだ……」
大の男が人前で、しかも大声で泣きじゃくるなんて女々しい奴だと思われただろう。
「出てってよ! もういいから。二人とも出て行けっ!!」
今は自分一人にしてほしい。
絶望を感じて、ただ泣きじゃくりたかった。
……好きだった。
誰よりも強くて凛々しい、責任感の強い彼のことがーー。
上司からも期待されていて、揺るぎない信念を持つ彼がーー。
「こんなに好きなのに……抱かれたのだって、別に良かったんだ……たとえ、俺の事を性欲処理として抱いたのだとしても……嬉しかったから……それなのに……こんなのって……酷いよ」
顔を隠し、宝はしゃくりを上げて涙を流す。
この恋の終わりを噛みしめながら……。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


