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僕の愛する未亡人
第19章 社内秘 飯塚冴子②
「んぅ」

佳織の名前を出されると弱い。
冴子は甘える理央の頬を両手で挟み込むと、互いの額を押し当てる仕草をする。

「じゃあ、あたしから聞いてみるから。心配させるような事はとりあえず言わないで」

「わかりましたっ」

にかっと笑みを浮かべると、冴子の胸元に頬を擦り寄せた。

「ふぅ……あんまり、苛めないで。最近男と寝てないから、どきどきしちゃう」

「ええっ、天下の飯塚さんも年末の繁忙期はさすがに遊べないのっ」

「世の男だって年末は繁忙期でしょう。佐藤くん含めて」

ふふっと冴子は笑い、指先で軽く額を押し返した。
理央は名残惜しそうに冴子から離れ、シートに背を戻した。

「なーんで、佐藤くんの方がむすっとしてるの。本間さんに怒られるよ」

「むぅ、だってやだもん。うちの社員で飯塚さんに触っていいの、僕と本間さんだけだもん」

冴子は目を丸くする。

「え? ヤキモチ?」

「焼くし、腹立つ。ムカつく」

あからさまに拗ねる理央に、冴子は笑って左手で襟足を撫でる。
指先が髪の生え際をなぞると、理央は小さく喉を鳴らした。

「本間さんがいいって言ったら、いくらでも触らせてあげるわよ」

その言葉に、理央の不満そうな顔が少しだけ和らいだ。


*

昼休憩の後、冴子はこっそりと佳織に話しかけると、快く今日の件を承諾してくれた。
少し残った仕事があったし、少し二人きりにさせてやりたかった――佳織と理央が先に帰ったのを見届けると、社員が少なくなったところで、知親に話しかけられた。

「今日、良ければ飲む? いや、俺が……飲みたいんだけど」

「何? 気にしてるの?」

パソコンの画面を伏せて、冴子は振り返った。
職場で何も隠さずに堂々と、冴子を飲みに誘えるのは知親だけだ。つまり、彼らはただの同期で、それ以上の関係がないことも意味している。

「そりゃ……」

「気遣ってもらったのに、ごめん。先約ある」

冴子はそれ以上言わない。
だが、知親は尋ねた。

「もしかして、今日の後輩?」

知親がそんなことを尋ねてきた驚きと同時に、冴子は珍しく苛立ちを感じた。
相手が知親であっても、勝手な憶測でものを言われることに腹が立ったのだ。
十五年の付き合いがあり、必要以上に踏み込まれることを嫌がるのを知っているはずなのに。

「は?」
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