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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第40章 文化祭
 一ノ瀬さん、そこまで考えてくれてたなんてすごい……!


「え、待って。職業体験って……。じゃあ一ノ瀬さんは陽菜のお兄さんと同じ会社ってこと?」


 沙耶が一ノ瀬さんに問いかけた。


「ああ、陽菜の兄は俺の部下なんだ」

「ええっ、上司!?」


 一ノ瀬さんがすごい偉い立場の人だとわかると、周りがざわつき始めた。


「ははっ、まさか陽菜ちんの彼氏がこんなハイスペックな人だったとはね〜。石田、完敗だね」


 森田くんが笑いながら石田くんの肩をポンポン叩いた。


「……っ……」


 石田くんは悔しそうな、微妙な顔をしている。


「石田くん」


 一ノ瀬さんは石田くんを優しい眼差しで見た。


「良かったら、これからも陽菜と仲良くしてほしい」

「えっ……」

「陽菜が学校に行けるようになったのは、話せる友達ができたからだと思うんだ。きっと陽菜は君とも普通にクラスメイトとして接したいはずだよ」

「……」


 石田くんは私の方を見た。


「陽菜はオレのこと嫌だったんじゃねーの?」

「私は……しつこいのは嫌だけど、クラスメイトとしてなら大丈夫だよ」


 私は一ノ瀬さんの言うとおり、石田くんのことを嫌いなわけじゃなかった。ただ、グイグイ来られるのが嫌だったわけで……。




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