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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第39章 甘いお仕事
 私はデコレーションした小さなホールショートケーキを箱に入れてもらった。


「お家で食べてね」

「ありがとうございます」


 その頃には一ノ瀬さんたちの話も終わっていて、おじいちゃんが私と一ノ瀬さんに「つむぎのバウム」と書かれたパッケージの商品をひとつずつ手渡してくれた。


「つむぎのバウムはうちの看板商品なの」

「ありがとうございますっ!」


 嬉しい、ケーキもバウムクーヘンも頂けるなんて……。


「陽菜ちゃん、良かったらまた来てね」

「はいっ、今度は家族と買いに来ます!」


 その時は、誕生日ケーキをすみれ洋菓子店で予約しよう。


 一ノ瀬さんとすみれ洋菓子店を出たあとは、そのまま家まで送ってもらうことになった。


「今日はありがとうございました。貴重な体験をさせて頂いて、楽しかったです!」


 私はケーキの箱を膝の上に置いて、一ノ瀬さんに伝えた。


「楽しめたなら良かった。しかしケーキもバウムクーヘンもくれるなんて、すみれ洋菓子店も太っ腹だな」

「私、すみれ洋菓子店のファンになっちゃいました!」

「ふっ……君も単純だな。まだ味を確認していないのにか?」




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