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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第46章 甘い誘惑
「彼氏役の件……。ああ、私で皆さんのお役に立てたでしょうか?」

「十分です。本当にありがとうございました」


 そう言って、真人お兄ちゃんは深く頭を下げた。私はその姿を見てすごく切なくなった。


 今までだったら、嫉妬心を顕にして感情を剥き出しにしていたと思う。でも真人お兄ちゃんは変わったんだ……変わろうとしているんだ。


 真人お兄ちゃんの手が少し震えているのがわかった。


「お兄ちゃん……」

「陽菜……」


 私が真人お兄ちゃんに寄り添うと、真人お兄ちゃんがフッと微笑んだ。


「予約もしたし、帰ろうか」

「うん……」


 私は切なく微笑む。


 帰ろう、私たちの家に……安心できる場所に……私たちが恋人として過ごせる場所に……。


「待ってくれ、彼女と話がしたい」

「……っ!」


 でも一ノ瀬さんのその言葉で、再び気持ちが揺れた。


「陽菜と話がしたい」


 一ノ瀬さんからはっきり名前を呼ばれて、胸が高鳴った。


「"陽菜"……? なんでそんな馴れ馴れしい……」


 そこまで言いかけて、真人お兄ちゃんは口をつぐんだ。


「はあっ……、彼氏役はもうしなくていいんですよ、一ノ瀬さん」


 真人お兄ちゃんは深呼吸したあと、ビシッと言い放った。


「彼女は……陽菜はどう思っている?」

「えっ……」


 急に一ノ瀬さんが、私の方をまっすぐ見てきた。


「君の意思を聞きたい。オレと話す気持ちはまだ残っているか?」

「……っ……」





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