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燃えて、おぼれて、尽き果てるまで ~白く滲んだスターマイン~
第3章 初めての密会 ~西新宿のホテル~

 どのくらい経ったかわからない時間が過ぎるころ
「く、苦しい」
 と言って悦子が笑みを浮かべながら離れようとするのを遼一はもう一度引き寄せ、頭を抱えると今度は悦子を後ろから抱きしめてから再び顔を曲げた悦子の唇を求めた。

 交差した両手が悦子の胸をとらえると、悦子はいやいやをするように顔を振り、遼一の首に回していた両手を胸の上にある彼の両手の上に置いた。
 うわずったあえぎ声をあげながら、悦子はその背中に固いものをしっかりと感じて自分も濡れてしまっているのがはっきりとわかった。

 左胸から離れた遼一の右手がスカートに伸びて手繰り上げようとするのを悦子が両手で押さえたが、その抵抗に逆らってスカートが裾からめくられていき、彼の左手でそれは悦子の胸まで集められて、下半身があらわになった。
 
 スカートを戻そうとする悦子の手は両方とも遼一の腕に巻かれて自由を失った。

 遼一の右手は悦子の太腿へ伸びて、ストッキングのざわざわした感触を確かめながらゆっくりと優しい指使いで悦子の股間へと忍び寄ってくる。
 それだけで悦子は体が震えるような感覚に陥った。

「だめ、シャワー行かせ…」
「て」まで言う前にその口は恭一の口でふさがれ、舌が差し込まれ悦子は眉をゆがめてうめくだけで、遼一の手が悦子の一番敏感なところに達してからはもう抵抗は形だけだった。

 遼一の指は堰を切ったように早い動きとなり、ぬるぬるとした温かいものがあふれてくるのがストッキングの上からでもはっきりと感じられ、彼も自身が急速にいきり立つのを抑えることができなかった。
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