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わたしの妄想日誌
第17章 ××××鑑賞会
 ♠印象に残っている鑑賞会のことを書いておきましょう。

 会から案内が来ると、小生はまず追いかけている女性の名前を探し印をつけます。大体、月に一、二回の頻度で平日の午後に鑑賞会が開催されています。定員はいつも五人くらいで、そのうち小生を含めた二、三人は同じ顔ぶれです。彼らも、鑑賞会参加の当落を繰り返していることと思えば、会場で顔を合わせたとき、今日、これからの時間を共有できることを共に祝いたい気持ちになりますが、そこはあれこれ詮索しないのがマナーであり、ぐっと堪えます。

 今日の鑑賞会には、小生はめでたく当選することができました。いつもの会場に向かい、声を掛けて玄関を上がったところの部屋に入ります。先客は二名。よく会う同好の士です。お互い目線は落としたままで会釈を交わします。ソファーに座り腕を組んで目をつむります。ほどなくして立て続けに二名が到着し、薄目を空けて会釈します。おそらくは、全員、彼女の鑑賞会の再訪者です。

 これで男性会員は全員揃いましたが、会が始まるまでにはまだ小一時間あります。皆、思い思いに時間を待っています。既に女性はこの家に到着しているはずです。男性会員に××××を見せるために。そう思えば、時折、誰ともつかぬ溜息や吐息、さらには呻くような声が聞こえてくることにも違和感を覚えることはありません。いくら腕を組んで目をつぶってみても、そして彼女を何度鑑賞しきていても、その都度、小生の心は千々に乱れるのです。

 ”なぜ、彼女のような女性が…”、”どのような女性であっても、あのようなことを…”、”あれは女性であることの証なのか…”、”見栄も恥じらいも、すべてを捨て去って残ったものが、あの姿なのか…あれが本性ということなのか…”、”あれは仮の姿なのだ。演技が。演技であってほしい…”。

 きっと小生も呻き声を発していたことでしょう。でも、咎め立てされるようなことはありません。奇妙な一体感、連帯感のような空気に包まれているのです。

 『お揃いですか…』

 このお屋敷の老婦人が声を掛けました。五人の男が腰を上げ広間に向けて廊下を進んでいきます。並べられた椅子のところで阿吽の呼吸で座る位置を決めます。中央の席を譲り合いながら、譲られることを勝ち取ることができました。他の会員もそれぞれ席を占めました。
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