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第3章 第３話　担任教師“中谷”

　翌日、愛美は昨日のことを思い出しながら登校する。
なんだかエッチな先生が多いとは聞いていたが、初日からあんなことになるなんて。

　今日は担任教師である中谷の数学の授業があった。
愛美は数学が苦手なので、授業についていけるのか不安を抱いていたのである。

「この問題が解ける人は？」と中谷が生徒に問い掛ける。
　一斉に手が上がり、みんな積極的であった。
　そんな中、愛美は困惑した顔をして黒板を見つめていたのである。

「おい、ほぼ全員が手を上げているのに」と愛美の方へ告げてきた。
「はい、私、数学が苦手なんです」と愛美は照れながら応じた。
「そうか、じゃ特別授業をするので、放課後残りなさい」と中谷。
「はい、わかりました」と愛美。