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女編集長の痴態
第2章 緊急事態発生 写真が無い!

大変なことになった。
明日、朝一番で入稿しなければならない写真が無い。
実はオレは、この時まで不思議に思っていた。
本当はこの日までに、カメラマンから写真が届いているはずなのだ。
オレは外注のカメラさんに頼んでいると、すっかり信じていた。
写真が無いだなんて、夢にも思っていない。
香織さんも、オレと同じだったはずだ。
この頃は、まだフィルム・カメラの時代だった。
カメラマンは撮影したフィルムを、まずは現像所に届ける。
現像から上がってきたらフィルムをライトボックスと言う光る箱の白いガラスの上で、ルーペを見ながらチェックする。
ピントや色合い、露出をチェックして使うカットの印を入れて編集部に届ける。
ここまでがカメラマンの仕事なのだ。
連絡や確認が不十分だったのだろう。
しかし、この部分は、香織さんの責任の範囲だった。
これは大変なことだ。雑誌は発行日ギリギリのスケジュールで動いている。
締め切りの日に遅れるのは、流行作家だけが許されること。
オレの会社のような零細雑誌社は、絶対に避けなければならない事態である。
エロ部の次長が、怒りだして香織さんに怒鳴っている。
「アンタ、俺らのやっていること、バカにしてんだろ。アンタから見れば、オレたちはスケベな低俗雑誌だよ。そう考えいるんだろ!バカにしやがって。何考えているんだ!責任取れ!」
次長は、昔気質でなかなか面倒くさい人だ。
台割(だいわり=雑誌の設計図のようなもの)とコンテ(台割より細かく写真の指定がしてある)を出して、みんなで見てみる。
4ページの設計図だ。
発注元から届けられたコンテには、簡単なイラストと注意書きが書き込まれている。
お尻のアップ、下着、着衣の上から縛り、下着の上からローター、そんな感じの写真が必要なのだ。
明日、朝一番で入稿しなければならない写真が無い。
実はオレは、この時まで不思議に思っていた。
本当はこの日までに、カメラマンから写真が届いているはずなのだ。
オレは外注のカメラさんに頼んでいると、すっかり信じていた。
写真が無いだなんて、夢にも思っていない。
香織さんも、オレと同じだったはずだ。
この頃は、まだフィルム・カメラの時代だった。
カメラマンは撮影したフィルムを、まずは現像所に届ける。
現像から上がってきたらフィルムをライトボックスと言う光る箱の白いガラスの上で、ルーペを見ながらチェックする。
ピントや色合い、露出をチェックして使うカットの印を入れて編集部に届ける。
ここまでがカメラマンの仕事なのだ。
連絡や確認が不十分だったのだろう。
しかし、この部分は、香織さんの責任の範囲だった。
これは大変なことだ。雑誌は発行日ギリギリのスケジュールで動いている。
締め切りの日に遅れるのは、流行作家だけが許されること。
オレの会社のような零細雑誌社は、絶対に避けなければならない事態である。
エロ部の次長が、怒りだして香織さんに怒鳴っている。
「アンタ、俺らのやっていること、バカにしてんだろ。アンタから見れば、オレたちはスケベな低俗雑誌だよ。そう考えいるんだろ!バカにしやがって。何考えているんだ!責任取れ!」
次長は、昔気質でなかなか面倒くさい人だ。
台割(だいわり=雑誌の設計図のようなもの)とコンテ(台割より細かく写真の指定がしてある)を出して、みんなで見てみる。
4ページの設計図だ。
発注元から届けられたコンテには、簡単なイラストと注意書きが書き込まれている。
お尻のアップ、下着、着衣の上から縛り、下着の上からローター、そんな感じの写真が必要なのだ。

