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女編集長の痴態
第1章 香織さんは編集長
この日、香織さんとオレは仕事終わりに軽く飲みに行く約束だった。
来月からは課長が戻ってくる。
エロ部の仕事から解放される。
どうにかピンチヒッターをやり終えたご苦労さん会という理由もあった。

この日は、午後8時ぐらいに退勤できそうだ。
それでも早い方だ。
この日まで、遅い日が続いていた。
今日は、やれやれお疲れ様…といった感じだった。

ところが…
退勤間際にエロ部の次長が、
「香織さん、大扉のグラビアは大丈夫でしょうね。手配済みですよね」
と聞いてきた。

雑誌の冒頭に入れる口絵のカラー刷り、写真のことだ。
読者が手に取ってみる最初の写真である。
ここの善し悪しが雑誌の売り上げにも響いてくる。
エッチな雑誌なので、当然エッチな写真である。

香織さんが、え?という顔になる。
その場の空気が凍り付いた。

明日朝一番に、バイク便(当時)に渡すのである。
この後の校正(ゲラ)から校了までギリギリの日程である。
絶対に遅れることはできない。この業界の鉄のオキテである。

大変なことになった。
4ページ分の写真が、撮れていない。
これから手配するとして、明日の午前中に撮影できるかどうか…
キャメラとモデルとスタジオの問題。
午前中に上がったとしても、現像が間に合うのか?
現像したフィルムをルーペで見ながら写真を選ぶ。
これも手間がかかる作業だ。

それとも、今までの写真を使うのか?
版権や経費の問題。
熱心な読者は(マニアがいるのだ)使い回しの写真ということに気づくだろう。

責任感が強い香織さんは、思い詰めたような蒼白な顔である。

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