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独りの部屋
第18章 夜の秘密
部屋の隅で眠る彼氏の気配を背に、
彼女がそっと箱から取り出したのは、小さなシリコンの道具だった。
冷たさが手のひらに伝わるけれど、その先端はすぐに体温で温かくなっていく。

彼女の指先がわたしの肌に這い、道具をそっとあてがう。
震える身体にじんわりと波が広がり、秘密の快楽が静かに、しかし確かに満ちていった。
彼氏に見られるかもしれないというスリルが、甘美な焦りを生み出して。

「声を出さないで」
彼女の囁きに、唇を噛みしめながら、ただ身を委ねる。
道具の振動が細やかに響き、まるで彼女自身が指を這わせているかのような密やかな感触。

誰にも知られない、この瞬間だけの秘密。
彼女とわたしだけの、深い繋がりが、夜の闇に溶けていった。

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