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わたしのお散歩日記
第6章 居酒屋さん

『ええーと…〇〇〇と△△△と×××…お願いします』
どのお料理も美味しくて満足。お酒も満足。思い出話に花が咲きます。
「若いオトコいっぱい侍らせて、『じゃ、きょうはアンタとアンタとアンタ』…なんてしてみたいって思うでしょ?…。ああ、この串、肉汁もたっぷりで美味しいわぁ」
センパイが卵黄をまぶしたつくねの串にしゃぶりついています。10歳上の主任と結婚して退社したセンパイが『若いオトコ』なんて言うと、ちょっとしたほろ苦い感じもしてしまいます。
「あなたも注文しなさいよぉ。美味しいんだから」
「はいはい。…すみません、つくね、もうひとつお願いします」
「わたしも、もうひとつ!」
「あ、じゃあ、都合2つで」
センパイはつくね串が気に入ったみたい。お友達は唇をあぶらで光らせてお料理もお酒も堪能している様子です。
「ああ、やっぱり肉はいいわね。あなたも今でもお肉好きなんでしょ? 若い頃から鶏でも豚でも牛でもなんでもいけたじゃない…」
いたずらっぽい表情で可笑しそうに思い出話をしているセンパイ。話の続きに、わたしは身構えてしまいます。
「あ、今度は、焼き肉行こうよ、焼き肉!」
酔っているようですけど、まだ、正気は失っていないようです。昔のままのお友達の雰囲気に和みながらも、ひとりだったら、もっとマイペースで楽しめると思いました。
どのお料理も美味しくて満足。お酒も満足。思い出話に花が咲きます。
「若いオトコいっぱい侍らせて、『じゃ、きょうはアンタとアンタとアンタ』…なんてしてみたいって思うでしょ?…。ああ、この串、肉汁もたっぷりで美味しいわぁ」
センパイが卵黄をまぶしたつくねの串にしゃぶりついています。10歳上の主任と結婚して退社したセンパイが『若いオトコ』なんて言うと、ちょっとしたほろ苦い感じもしてしまいます。
「あなたも注文しなさいよぉ。美味しいんだから」
「はいはい。…すみません、つくね、もうひとつお願いします」
「わたしも、もうひとつ!」
「あ、じゃあ、都合2つで」
センパイはつくね串が気に入ったみたい。お友達は唇をあぶらで光らせてお料理もお酒も堪能している様子です。
「ああ、やっぱり肉はいいわね。あなたも今でもお肉好きなんでしょ? 若い頃から鶏でも豚でも牛でもなんでもいけたじゃない…」
いたずらっぽい表情で可笑しそうに思い出話をしているセンパイ。話の続きに、わたしは身構えてしまいます。
「あ、今度は、焼き肉行こうよ、焼き肉!」
酔っているようですけど、まだ、正気は失っていないようです。昔のままのお友達の雰囲気に和みながらも、ひとりだったら、もっとマイペースで楽しめると思いました。

