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午後四時までの性隷
第8章 動き出した歯車

翌日も、その翌日も、私は榎木さんとメッセージのやり取りをしました。
お互いの自己紹介から始まり、どうして私があのサイトに書き込みをしたのか。
どうして榎木さんがあのサイトにアクセスをしたのか。
突っ込んだことまではメッセージしませんでしたが、ある程度、お互いが分かり合えたと思います。
それからは、お友達とメールやLINEをする感覚と同じようなメッセージのやり取りが続きました。
もちろん、誰にも知られないように…。
穏やかなメッセージの裏に隠された、お互いの熱望を行間に読み取りながら…。
そんな日々から一週間ほど経った午前中のことです。
夫と娘が家を出てから、いつものように伝言板を通じて榎木さんメッセージしました。
「榎木さん、おはようございます。今日もお仕事頑張ってください」
するとすぐにお返事が来ました。
「おはようございます。今日は午前中の商談がキャンセルになってしまい、ひとり、手持ち無沙汰状態です。どこかおいしそうなランチをしているお店を開拓すべく、◯◯街道を走っています」
ドキッとしました。
だって、その道は我が家からすぐのところにあるんですから。
お互いの自己紹介から始まり、どうして私があのサイトに書き込みをしたのか。
どうして榎木さんがあのサイトにアクセスをしたのか。
突っ込んだことまではメッセージしませんでしたが、ある程度、お互いが分かり合えたと思います。
それからは、お友達とメールやLINEをする感覚と同じようなメッセージのやり取りが続きました。
もちろん、誰にも知られないように…。
穏やかなメッセージの裏に隠された、お互いの熱望を行間に読み取りながら…。
そんな日々から一週間ほど経った午前中のことです。
夫と娘が家を出てから、いつものように伝言板を通じて榎木さんメッセージしました。
「榎木さん、おはようございます。今日もお仕事頑張ってください」
するとすぐにお返事が来ました。
「おはようございます。今日は午前中の商談がキャンセルになってしまい、ひとり、手持ち無沙汰状態です。どこかおいしそうなランチをしているお店を開拓すべく、◯◯街道を走っています」
ドキッとしました。
だって、その道は我が家からすぐのところにあるんですから。

