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午後四時までの性隷
第7章 初めてのやりとり
すると、すぐにスマホが震え、マイページにメッセージが届いたことを知らせてきました。

「メッセージありがとうございます。まさかお返事いただけるとは思っていませんでした。まずはメッセージのやり取りを通して、お互いのことを理解し合うのはどうでしょうか。これも何かの縁です。僕としてはこのご縁を失いたくないので、会うはそれからでも遅くないと思っています。夜遅くにすみませんでした」

お返事は誠実さがありました。

紳士的な榎木さんの態度にひと安心したものの、知らない男性といけないメッセージのやり取りをしていると思うと、全身がまたカーッと熱くなって行きます。

「お返事ありがとうございます。私の希望を受け入れてくださって感謝しています。まずはご挨拶まで、と思いメッセージした次第です。今夜はこれで失礼します。また明日にでも」

急いでしまいそうな自分にブレーキをかけるために、初めてのメッセージは二往復で止めることにしました。

多少ぶっきらぼうだったかもしれませんが、それは相手である榎さんにではなく、自分への言葉でもあったんです。

「こちらこそ、ありがとうございました。よい夜を。おやすみなさい」

人に言えない同じ欲望を抱えた男性とのラリー。

興奮しないはずがありません。
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