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午後四時までの性隷
第7章 初めてのやりとり
娘に上の空と言われたのは、かなりショックでした。

自分ではいつもと変わらないつもりでいても、中学校三年生の娘は、ちょっとした私の変化を読み取っていたのです。

一方の夫ですが、早めに帰宅した今夜も私の心の内など見透かせるはずもなく、いつもと全く変わりません。

これだから男は…、と普段なら思うところですが、このままでいてもらって結構です。

三人揃って夕食を済ませ、諸々の家事を済ませると夫が「じゃあ風呂入ってくる」とリビングを出ました。

同じタイミングで娘も「イヤだけど勉強しなくっちゃ」と愚痴を言うように二階へ上がって行ったので、「このタイミングしかない!」と思った私は、例のサイトにアクセスし、あのメッセージを読み、どんなお返事をしようか考えあぐねた結果…。

「はじめまして。メッセージいただきありがとうございました。榎木さんのメッセージに心が動きました。このようなやりとりは初めての経験なので勝手がわかりませんが、どうぞよろしくお願いします」

と入力し、送信ボタンを押しました。
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