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誰にも言えない回顧録
第3章 28歳 大学職員~続編
連日の出来事を境に、私の日常は大きく変わった。
3年生の先輩と、1年生の私。
自然な接点など殆どない。
だからこそ。
人目のある中で向き合う時には、馴れ合った雰囲気を出さないよう心掛けた。
彼女は変わらず厳格な先輩として振舞っていたし、私も相応にへりくだった。

でも彼女は、私と二人きりになった時だけは、嬉々として私の盲従者となった。
またそう扱われることを望んでいた。

話し合って取り決めていた約束事があった。
絶対に、周囲にこの関係を勘繰らせないために。
二人きりで会う頻度は出来るだけ我慢して少なくすること。
会うのは、先輩がどうしても我慢できなくなった時だけ。

二人の関係が続くのは、彼女が望むかぎりとしたかった。
彼女を制約することをしたくなかった。

我慢できなくなったら。
先輩が、何かしらピンク色のものを身に着ける。
それは会いたい、と私に訴えかけるサインだった。
私が気づき、何気ない会話の中でそれに言及したならOKの返事。
すっと耳を寄せてくる彼女に、私が場所と時間を囁く。

屋上。
美術室。
まれに来賓用の女子トイレでも睦み合った。
いつもけっして油断はせず、慎重だった。

私に一方的に言われる待合せなのに、いつも素直にやってくる先輩。
顔合わせの時の表情が好きだった。
むつかしい表情をしているくせに頬がほんのり赤らんでいる。
学外での自慰行為で発散することは固く私が禁じていたから、もうその時に至っては期待も興奮も隠せずにいる。
なのになおもじもじとして、向き合っても自分からは何も言い出せない。

私に促されてようやくスカートを少しずつたくし上げていく。
もどかしくパンティをずり下ろすと、決まってもうそこは濃密な滴りに満ちていた。
示す発情はあからさまなのに、その瞬間いつも無性に恥ずかしがる。
逢瀬を重ねても変わらないその姿がとても愛おしかった。

密かな関係は、先輩が高等部へ進んでも人目を憚りながら続いた。
同じ敷地内だったし、学園行事の共催も頻繁にあったため、高等部の生徒が中等部の校舎にいても違和感はなかったのだ。

やがて私も同じ高等部へ進んだ。
似通った制服だったが、それまで着けていたリボンが私もネクタイになった。

学園の人気者になっていた先輩は、いつ見かけても誰かしらに囲まれていた。
絶対に、二人の秘密が露見するわけにはいかなかった。
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