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わたしの昼下がり
第16章 もうすぐ夏休み
 「もうすぐ夏休みですね…」

 正常位でわたしに肉棒を埋め込むと、△井が囁いてきます。

 「夏休みになったら、お子さんはずっとお家にいるんでしょ?」

 わたしは頷きます。

 「ガキの頃は待ち遠しかったものだが、こうして奥さんとおまんこできなくなると思うと、なおさら夏休みも厄介なものですね」

 数日は小学校のプールに行くこともあるでしょうが、1時間ほどで帰ってくるはずです。それに、お盆には夫もいることでしょう。

 「奥さん、外に出られる日はありませんか…」
 「娘が留守番できればいいのですけど…」
 「そうでしょうね…ちょっと一計を案じてみたんですがね…まあ、それは後で…」

 △井が動き始めました。

 「ちょっと一服しますか…すみません、これ…」

 △井が装着していたコンドームの口を縛り、わたしはそれを受け取ってティッシュペーパーで何重にもくるみます。

 「ええと、いつだったかな…」

 △井が、ハンガーに吊るした背広の内ポケットから手帳を取り出します。

 「職場でタダ券を手に入れたんですがね。8月の5日から一週間、みどり台の映画館で子供映画をやるんですよ。そう。『ニチエーまんがフェア』だったかな。それを観に行かれませんか? お子さん連れて。で、映画館に送り届けたら奥さんはボクと落ち合って…っていうのはどうです?」
 「親も一緒に観ないといけないのじゃありませんか…?」
 「そういう親御さんもいらっしゃるでしょうけど、まあ、なんせ子供向けの映画ですからね。『ママはデパートでお買い物して、終わる頃になったらまたここに来るわ』とでも言っていただければいいんじゃないですか? ポップコーンでもたんまり買ってあげて…」
 「8月の5日の週…」

 台所に貼ってあるカレンダーを見ます。5日には何も予定を書き込んでいません。
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