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わたしの昼下がり
第10章 汗まみれ

グラスにビールを注いで△井に渡すと一気に飲み干す。
「奥さんもぜひ」
△井がグラスにビールを注いでわたしに渡す。
「いえ、わたしは…」
「いいじゃありませんか。奥さんもいける口なんでしょ。きっとご主人よりもお強いんじゃありませんか?」
「いえ、そんなことは…」
口では否定したけど、どうしてわかるのだろう? と思いながらグラスに口をつけた。
「もう一本くらい空けますか? どのみち大汗をかくんですから」
△井が冷蔵庫を開けてビール瓶を取り出す。栓抜きを渡さないうちに△井はライターで器用に栓をこじ開け、自分とわたしのグラスにビールを注いだ。夫はグラス一杯で真っ赤になってすぐに寝てしまうけど、△井はそのようなことはないのだろう。わたしも△井にビールを注がれたグラスを飲み干した。
「さあ、汗をかいてアルコールを抜きましょうか」
△井が服を脱ぎ始める。わたしは窓を閉めようかどうか思案している。
「窓は開けたままでいいですよ。一回戦はおとなしくヤりましょう」
窓際に立つわたしを後ろから抱きしめた△井が耳元で囁く。
「いいもんですね。レースのカーテン一枚の向こうで朝っぱらから浮気〇んこというのも」
強く胸を揉まれ、わたしは唇を噛んで声を殺した。
「奥さんもぜひ」
△井がグラスにビールを注いでわたしに渡す。
「いえ、わたしは…」
「いいじゃありませんか。奥さんもいける口なんでしょ。きっとご主人よりもお強いんじゃありませんか?」
「いえ、そんなことは…」
口では否定したけど、どうしてわかるのだろう? と思いながらグラスに口をつけた。
「もう一本くらい空けますか? どのみち大汗をかくんですから」
△井が冷蔵庫を開けてビール瓶を取り出す。栓抜きを渡さないうちに△井はライターで器用に栓をこじ開け、自分とわたしのグラスにビールを注いだ。夫はグラス一杯で真っ赤になってすぐに寝てしまうけど、△井はそのようなことはないのだろう。わたしも△井にビールを注がれたグラスを飲み干した。
「さあ、汗をかいてアルコールを抜きましょうか」
△井が服を脱ぎ始める。わたしは窓を閉めようかどうか思案している。
「窓は開けたままでいいですよ。一回戦はおとなしくヤりましょう」
窓際に立つわたしを後ろから抱きしめた△井が耳元で囁く。
「いいもんですね。レースのカーテン一枚の向こうで朝っぱらから浮気〇んこというのも」
強く胸を揉まれ、わたしは唇を噛んで声を殺した。

