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わたしの課外授業
第5章 シャワールーム
 「朝からカンカン照りですものね。毎年サマータイムの話が出ますけど実現しませんね」
 「学校だけ時間が早くなってもね。登校前に性欲処理してるお母さんも早起きしなきゃいけなくなるし」
 「そうなったらやっぱり『処理願い』が増えるんでしょうか」

 性欲処理は基本的には家庭で行うことになっているけど、何らかの都合で家庭で処理できない場合は、『処理費』を添えれば学校での処理を依頼することもできる。『教育上の理由』で性行為に及ぶ場合は無料だけど。

 「どうかしらね。確かにいまがいっぱいかしらね。数をこなせというならこなせなくもないけど、あまり味気ないのもどうかと思うし」

 城ケ島先生は性欲処理のテクニックに長けているから、生徒の性欲処理も効率よくこなしてしまう。なので、先生のクラスには同学年の生徒が多めに振り分けられている。わたしのクラスもそうだけど。

 「技術向上に熱心な一乗寺先生がいてくれるから助かるわ」

 城ケ島先生がわたしの耳元でささやく。生暖かい息を耳に掛けられて身体がゾクゾクしてしまう。

 「また『自主練』行っちゃいますか?」
 「そうね。処理するばっかりじゃなくてたまには処理されたいものね。連絡してみてくれる? 今日でもいいわよ」
 「はい。さっそく連絡してみます」

 いきつけの〇〇クラブに繰り出す話がまとまった。
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