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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー
 並の女より優れている自信のある顔を、横暴な肉槌で叩かれているというのに、牝奥がヒクついて、淫らな分泌が始まっているのを自覚できた。

「な、舐めっ、……舐め、ますっ……」

 引き攣った声で訴えると、打擲が止んで目の前で止まった。

 胸を膨らませて一息ついてから、半開きにした唇を亀頭に近づけていく。触れる前から、防衛反射として顎根が滲みる。肉瘤の丸みが唇に当たり、口内へと収めていくが、実体の大きさは目測していた以上で、かなり顎を緩めなければ全てを含むことができなさそうだった。

 鰓に頬の裏側を擦られつつ、ようやく咥え切った瞬間、下唇の内側に沿わせていた舌の縁に強烈な塩味を感じた。そこへ口奥からの唾液が流れ込むと、一気に臭みが鼻腔を抜けてきて、

「うっ……、うぶっ……、ぅおええっ……!!」

 汐里は穢身を吐き出し、背を前後に撓らせてフロアへ泡垂れを落とした。喉奥がまだ轟き、洟をすすり、瞬き多く目尻を拭っていても、土橋は無言でまた、今度は両手で後頭部を抑えて股間へと引き寄せてくる。

 とても咥えていられないと観念した汐里は、瞳を固く閉じ、今しがた嘔吐させられたポイントへと吸い付き、唇を喰ませた。僅かな隙間で何かが上下に糸を引いている。充分に刮ぎ取って、舌で掬い取ると、口内に湛えていた唾液に混ぜて一息に嚥下した。不味と臭気は大きく緩和されたが、それでも、強酸が食道を通って胃へ落ちていくような心地だった。

 改めて、尖端より頬張っていく。

 嘔吐中枢は踏み留まり、深くまで肉幹を収めることができた。膝立ちで土橋の腹に寄りかかり、髪を揺らして頭を上下させる。

『……いく……、あ……出るっ、あ、いく、いくいくいくっ……!!』

 スマホの中で、よく知った声の女が叫んでいるのが聞こえる。

(あぁ……、うそ……。こっ、こんなの……)

 顔を打擲されたときと同じく、頚椎を使って上下するリズムに合わせ、スカートの中で蜜泉が噴き出していた。口を姦してくる生身の感触が、無意識裡に肉洞を穿つ想像の感触へと転化され、よもや──このまま達してしまうかのかと危ぶむや、

「出すぞ。こぼすな」

 聞こえると同時に濃厚な瀉汁が噴射してきて、汐里は首に力を入れ、唇を強く締めて暴れ回る幹を抑えつつ、舌腹を痺れさせる粘液を余さず飲んでいった。




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