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なりすました姦辱
第2章 制裁されたシングルマザー
『28階に来てる 今すぐ来い 財布を忘れるな』

 会議のあいだに、リリ宛にメッセージが来着していた。

 土橋がいるのは、汐里の執務階ではなく下のフロアだった。大型のセミナールーム、あるいは中・少人数用に隔てられたいくつかの応接室や会議室、主に外部の人間が来社した際に使う部屋が集まっている。何故に土橋がそんなところにいるのかわからないが、昨晩届いたメッセージと異なり、放っておいて良いことがあるわけがなかった。

 向かう道すがら、否応にも二日前の悪夢が甦ってくる。

 一晩中姦され尽くされた朝、まさしく心身ボロボロの状態でタクシーに乗り、自宅へと帰った。体調不良を理由にその日は休暇にし、乱された着衣を脱ぎ捨ててシャワーを浴び、泥のように眠り……たかった。

 眠るためには次第に頭の中は茫洋としていかなければならないのに、ベッドに入ると、一連の出来事が、むしろ明瞭となってくる。

 しつこい脅迫者と縁を切るために会いに行って、脅迫された通りに肉体を与えてやった。しかし実際に起こったことは、会いに行く前に思い描いていたものとは、似ても似つかぬものだった。

 最後は、せせら笑ってやるつもりでいた。
 そして早々に、冷淡に、颯爽と、帰るつもりでいた。

 だが自分は……どうなった?

 土橋がスマホのカメラを向けてきていた光景が、頭の中に描かれる。あんな男に向かって、とんでもない宣言をしてしまった。しかもその醜貌の手前では、自ら抱え上げ、両手の指を全部使って開花させ、中心へ深々と節ぶくれた指を突っ込まれ、搔き回されている腰部が画角の大半を占めている。

 思い出すと、怒りや悔しさ以上に、激しい自己嫌悪で心臓を搾られた。

 シャワーを浴びたとき、まだ土橋の吐汁が内ももへ垂れ落ちてきていた。もしかしたら帰りのタクシーのシートにも溢れさせてしまっていたかもしれない。異様な形状をした牡茎に体の内部を悉く擦られ、溶かされた穢物を身肉に塗り付ける噴射を、何度も浴びせかけられたのだ。

 なのに自分は、達した。この自分が、あんな底辺の男を相手に?
 けれども、はしたないという形容では追いつかないほど、何度も叫喚し、全身を弾ませたことは、取り消しようもない事実だった。

 眠りたいのに眠れず、ずっとベッドの中で煩悶に苦しんでいると、土橋からのメッセージが来着した。
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