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なりすました姦辱
第1章 脅迫されたOL

大学に入ってから、それなりの数の女たちと軽い付き合いをしてきた。まずは童貞を捨てたかったので自分から女を求めたし、このスペックを持ってすれば、黙っていても女が寄ってきたから、その後も容易くヤることができた。
そこまで上手くいっていると、特定の彼女を作るのは面倒だと思っていたが、或る会計事務所にアルバイトに入った時、事務サポートで入っているのに受付卓に座らされていた愛梨と知り合った。最初はてっきり清楚な容姿だけを理由に、どこかの派遣会社からやってきてるんだろうと見くびっていたが、実は自分と同じ歳の学生アルバイトで、都内の女子大に通っている子だということがわかった。そう知ってから改めて眺めてみると、確かに、ルックスだけではなく立ち居振る舞いまでが洗練されているように思え、何かにつけて積極的に話しかけるようにしていると、最初は警戒していたようだったが、だんだんと気を許してくれて、一緒に帰るようになり、帰る途中にどこかへ寄るようにもなり……最終的には付き合うことができた。
愛梨にとって、自分が人生で初めての恋人だった。
手を握らせてもらうのは割と早かったが、キスまでは時間がかかった。処女を許してもらうには、それから更に半年ほどかかった。これまで、誘って追いてきてくれる女はだいたいそのままヤれたから、かなりの迂遠な話だったが、そうやって時間をかけて愛梨を解きほぐしていくうちに、保彦はこれまでの女たちへのような軽い気持ちなんかではない、本心より愛梨のことを愛しく思うようになっていた。
(愛梨……)
汐里のことなど頭から失せ、愛梨のことを思い出していて、はたと気づいた。
残念ながら、愛梨の携帯の番号は諳んじることはできない。なので、普段二人の間で使っているメッセージアプリで連絡を取ることはできない。
だが、愛梨はXもやっていたのを思い出した。好きな北欧文化について限定で、高階愛梨、としてではなく、情報収集と同じ趣味を持つ人との交流だけを目的にした、いわゆる捨て垢というやつだった。
保彦は土橋のスマホの中を探したが、Xのアプリは入っていなかった。
(そんくらい入れとけよ、オッサン)
そこまで上手くいっていると、特定の彼女を作るのは面倒だと思っていたが、或る会計事務所にアルバイトに入った時、事務サポートで入っているのに受付卓に座らされていた愛梨と知り合った。最初はてっきり清楚な容姿だけを理由に、どこかの派遣会社からやってきてるんだろうと見くびっていたが、実は自分と同じ歳の学生アルバイトで、都内の女子大に通っている子だということがわかった。そう知ってから改めて眺めてみると、確かに、ルックスだけではなく立ち居振る舞いまでが洗練されているように思え、何かにつけて積極的に話しかけるようにしていると、最初は警戒していたようだったが、だんだんと気を許してくれて、一緒に帰るようになり、帰る途中にどこかへ寄るようにもなり……最終的には付き合うことができた。
愛梨にとって、自分が人生で初めての恋人だった。
手を握らせてもらうのは割と早かったが、キスまでは時間がかかった。処女を許してもらうには、それから更に半年ほどかかった。これまで、誘って追いてきてくれる女はだいたいそのままヤれたから、かなりの迂遠な話だったが、そうやって時間をかけて愛梨を解きほぐしていくうちに、保彦はこれまでの女たちへのような軽い気持ちなんかではない、本心より愛梨のことを愛しく思うようになっていた。
(愛梨……)
汐里のことなど頭から失せ、愛梨のことを思い出していて、はたと気づいた。
残念ながら、愛梨の携帯の番号は諳んじることはできない。なので、普段二人の間で使っているメッセージアプリで連絡を取ることはできない。
だが、愛梨はXもやっていたのを思い出した。好きな北欧文化について限定で、高階愛梨、としてではなく、情報収集と同じ趣味を持つ人との交流だけを目的にした、いわゆる捨て垢というやつだった。
保彦は土橋のスマホの中を探したが、Xのアプリは入っていなかった。
(そんくらい入れとけよ、オッサン)

