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なりすました姦辱
第4章 隔絶された恋人
 涼子は例のマーメイドスカートに、ラッフルディテールのブラウス姿で、トートバッグを肩に抱え、反対の手にはスーパーのビニール袋を提げていた。横目で冷ややかに真璃沙を見つめたあと、扉の前のゴミをどけ、冷蔵庫へと買ってきたものを仕舞い始める。

「あれ、汐里さんは?」

 真璃沙がまだ肉棒を体内に挿れたまま問うと、

「残業よ。夕方に担当してるクライアントから指摘を受けちゃってね、必ず今日中に、内容調整して回答するように指示したわ」

 涼子はこちらを見ず、長身を屈めて冷蔵庫の中のものを取り出しては、消費期限表示を確認して入れ替えている。

「こっわ。パワハラじゃん」
「これのどこがパワハラなの? 明日クライアントが出社した時、ちゃんと回答が来てるのと来てないとでは大違い。仕事は結果が全て……って、いけない、ヨーグルト、買うの忘れてたわ」
「あーあ、汐里さん、今ごろ絶対ブチ切れてら」

 真璃沙が噴き出すと、涼子は冷蔵庫の扉を音を立てて締め、長い脚で大股に進んで来た。

「代わりなさい。いま、終わったんでしょう?」

 涼子ならではの高い位置から見下ろされた真璃沙は、土橋の醜躯の上に伏せて背を丸め、

「やーだっ、もっとイクのっ。てか、まだマ×コん中にぶちまけてもらってないっ」
「ほんとに下品な子ね。あなた、もしモデルで売れちゃったらどうする気なの?」
「売れるし。でもダメでーす。オッサンのチ×コは、ピチピチのマ×コで塞がってまーす。熟女は必要ありませーん」

 頑として居座るつもりの小娘を、涼子は腕組みをし、一層凍てつく視線で刺した。

「そ。じゃ、イッたぶん、お休みしてもらうことにしましょ。三回イッたら他の人を三回待つ、五回イッたら五回待つ。いま一回イッたわよね? しっかり、数えておくわね」
「なんそれ、不平等じゃん……なんとなく」
「だいたい真璃沙ちゃん、土橋さんをイカせられなかったんでしょう? 仮に、土橋さんにザーメンを出していただけるとして、それまでに真璃沙ちゃんのその、慣れてないオ××コ、何回イッちゃうのかしらね。イッたぶん、ずーっと待ちよ。いいの?」
「涼子さんだって、下品……」
「あなたがわかるように言ってあげてるだけ。……不平等と不公平の区別もできない程度の頭の子は、どいてなさい」
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