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隷落の檻・淫獣の島 ~姦獄に堕ちた被虐の未亡人~
第4章 早苗の過去
「お父さんもどこかへ行ってしまったし、羽目を外しても、誰も咎めないと思うわ。少なくとも、わたしは咎めないわ。それより、お母さんには自由に生きて欲しい」

素直に思ったままを言葉にして母に伝えた。誰かがわたしと母を呼びに隣の部屋まで来た気配があった。わたしと母の会話を聞いている感じだった。わたしの勘はシュウだと告げていた。

「そうね。お父さんもどこかへ行ってしまったし、わたしも自由に生きてもいいのかもしれないわ。早苗がそういうなら」

母は、気配を感じている様子はなかった。

「羽目を外して、あの人たちに身も心も任せてみたら」

わたしが言うと、母は、

「そうね。それに、今の状況はお父さんが残した置き土産みたいなものだものね」

と言って、自分を納得させているようだった。

「そうよ。置き土産。責任はお父さんにあるのだから、お母さんが気に病む理由はないわ」

わたしも母を後押しした。

「そうね。ジタバタしてもどうなるものでもないし、あの人たちに任せるわ。わたしの身も心も。それに、悪い人たちじゃなさそうだし」

母は自分に言い聞かせるように話していた。

「だと思うわ」

わたしが言うと、

「あのシュウという人。カラダを重ねたときに思ったわ、お父さんより温かいって」

母は顔を赤らめて話した。

「お母さん。お父さんしか知らなかったのでしょう。しかも、ずっとエッチもしていなかったし、ある意味、セカンドバージンよ。お母さんに女を思い出させてくれたのだから、恩人よ」

わたしが母を見つめて話すと、

「そういうことになるのかしら。同年代だからか、安心できる感じがしたの」

と、母は微笑んだ。同年代だから?シュウから発するオーラは優しい雰囲気だった。

最初、押し込みのように家に来た時から、その場の雰囲気とミスマッチなくらいだった。

そう、凄んでいても、ビジネスという割り切りがあって、その割り切りの向こうに、なんとなく、わたしの父への怒りと、わたしと母への同情が見え隠れしていた。
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