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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月

社長の強い瞳が綾乃に注がれ
隣の部屋に行く様に促してくる
綾乃は 示された扉の前で躊躇した
扉が開き 足を踏み入れた時
自分は 違う世界に入って行く事を
社長の瞳が
社長の声が
社長が指す指先が
教えて来る
堪えようとしても 足が震える
震えた体で 扉に手を掛け部屋に
一歩踏み入れ大きなベッドが
目の中に広がる
20畳の板の間 大きな窓から
朝の光りが差し込み 手入れをされた庭が
覚悟を決めた綾乃は 震える足で
大きなベッドの傍で立ち止まった
社長が後ろに 立つ気配が
首筋に皮のベルトが巻かれ、
ベルトに付いた鎖が 白い背中に触れ
止められた
「 明日から、この部屋に来る時は
これを首に巻いておくように 」
低い声が 耳の中へ入って来る
綾乃は壁際に置かれた大きな姿見に視線を送った
綾乃の白い全裸を写し 髪の下の細い首に
ペットに付ける様な赤い首輪が巻かれ
銀色の鎖が白いお尻迄垂れ下がっていた
・・・・ は い ・・・・・
隣の部屋に行く様に促してくる
綾乃は 示された扉の前で躊躇した
扉が開き 足を踏み入れた時
自分は 違う世界に入って行く事を
社長の瞳が
社長の声が
社長が指す指先が
教えて来る
堪えようとしても 足が震える
震えた体で 扉に手を掛け部屋に
一歩踏み入れ大きなベッドが
目の中に広がる
20畳の板の間 大きな窓から
朝の光りが差し込み 手入れをされた庭が
覚悟を決めた綾乃は 震える足で
大きなベッドの傍で立ち止まった
社長が後ろに 立つ気配が
首筋に皮のベルトが巻かれ、
ベルトに付いた鎖が 白い背中に触れ
止められた
「 明日から、この部屋に来る時は
これを首に巻いておくように 」
低い声が 耳の中へ入って来る
綾乃は壁際に置かれた大きな姿見に視線を送った
綾乃の白い全裸を写し 髪の下の細い首に
ペットに付ける様な赤い首輪が巻かれ
銀色の鎖が白いお尻迄垂れ下がっていた
・・・・ は い ・・・・・

