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心の中のガラスは砕けて散った
第8章 綾乃と綾
昨日・・・・

心の中に有った幸せを描いていたガラスが
何枚も何枚も何枚も、ひび割れ、崩れ落ち、最後の1枚が
割れて崩れた時、綾乃の心の中は、漆黒の闇に覆われたまま
朝を迎え、起きた時に夢だったと思い込みたかった、
嘘だと言って欲しかった、康二がお茶らけて・・

・・・なーーーんてね!!・・・・

笑顔で覗き込んで欲しかった・・・・

・・・でも!!!・・・・

客間の天井が、事実だと教え綾乃を暗黒の闇の中へ誘い
暗闇の中を彷徨うまま、綾乃は起き上がり
朝の支度を、子供達を起こして、学校へと送り出す
康二がテーブルに付き、朝食を食べる姿を見ても何も感じない
ロボットがマネキンが、朝食を食べ玄関から出ていく
モノクロの世界の中、綾乃は何時もの様に掃除をして
洗濯機から出した洗濯物を干し、買い物に出かけた、

スーパーまでこんなに距離が有ったの、

遠い、遠い、遠い

夕飯の用意をして、子供達に食べさせ、
子供の話を 作り笑いを浮かべて聞いて行く、
毎朝、毎晩、毎日、同じ事の繰り返し、
明日が無くなったまま、真っ暗な闇を
彷徨う綾乃は、同じ事を繰り返し

時だけが・・・・・・・・・・・・・過ぎていた
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