この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
心の中のガラスは砕けて散った
第8章 綾乃と綾
目覚ましが頭の上で、騒いでいる
何時の間にか、眠っていた様
重い体を、無理矢理起こし、ボーっとした目で
回りを見回し客間に寝ていた事で、
昨日の事が夢で無い事を教える、

・・・何も考えられない・・
・・・何も考えたく無い・・

虚ろな心で起き上がり、台所でお湯を沸かして、
味噌汁を温め 卵焼きと焼き魚、納豆をテーブルに乗せ、
子供達を起こす 子供の言葉に、作り笑いで答え、
早く食べるよう、促して
康二が無言で出かける姿を、何処か遠くを見る様に見て
子供達も学校へ出かけ、家の中が静かに、

静寂が綾乃を押し包む、リビングに座り、
動かさない目は、何も見ないまま、
時間だけが過ぎていく

暖かかった家の中が、冷え冷えとした空気で綾乃を包み
家の中に、一人取り残された今 広い荒野で迷う旅人へと
落とされていた、 

・・・涙も、出ない・・・
・・・怒りも、湧かない・・・

・・・心に血を流し・・・・・
・・・絶望に飲み込まれ・・・

・・・何故?生きてるのだろう?・・・
・・・何時もの仕事をするだけ?・・・
・・・何時まで?・・何時まで?・・・

・・・・いつまで?!!!!!!・・・・・・・

・・・・いつまで?!!!!!!・・・・・・・
/293ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ