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心の中のガラスは砕けて散った
第7章 7月
「 そこは 山田和彦様 金1500000万を
  借用いたします 支払いは毎月30000を
 山田和彦様の口座に 振り込みます
 一度でも遅延した場合は 一括での
 請求されても 異議申し立ていたしません
 あんたの名前と 印鑑 」

康二が書き終わった、借用書をポケットに入れ
山田が出て行った後 綾乃は テーブルの上の
灰皿を台所へ シンクに灰皿を置いて

・・・哀しみが・・・
・・・怒りが ・・・
・・・憎しみが・・・

頭の中を駆け巡り そして・・・・

・・・絶望が・・・ 

大きなうねりを伴い 心の中を掻き回して来た
和彦の言葉を思い出す

「 私は・・俺は・・ 一生・・・忘れない・・・」
「 私は・・俺は・・ 一生・・・忘れない・・・」

「 私は・・俺は・・ 一生・・・忘れない・・・」
涙を浮かべ 吐き出した言葉 

・・・ 一生 忘れない ・・・・

綾乃は 黙って客間に入り 布団を敷くと
横に成り 目を開けて 室内灯の小さな灯りが映し出す
天井の模様に視線を這わせ、
心の中の闇と絶望に 涙を流していた
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