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やっと、逢えた
第6章 吸血鬼
「相手は俺の血液とかで元気になるから良いよ。
あ、勿論噛みついたりはしないよ。
診察して、俺の血液を少しだけ混ぜた生理食塩水を注射するだけ。
でも、相手の体調とか病気とかの影響は物凄く受ける。
なんだろうな?
呼気とかに含まれてるのかな?
だから、電車とかタクシーとか、
不特定多数の人間が近くに居るのは無理だな。
重篤な患者の場合だけ、
血を吸いつつ、
俺のエキスを直接入れるけど、
それ、もう最悪でさ。
ほら、O型は他の血液型、受け付けないし、
O型でも亜種だし、
なんていうか、その…。
穢れた血は、O型でもダメで。
死ぬほどこっちが具合悪くなるんだ。
だから予防的な意味で、
夕食後に少量の血を飲むんだよ。
こんなこと言ったら、嫌われそうだけど」


「少量の血?」


「ほんのちょっとだよ。
お酒も煙草も吸わないO型の家系の、
子供の血液」


「えっ?」


彼女の顔が少し強張ってしまうのを観て、
それはそうだろうなと冷静な気持ちになる。
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