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天狐あやかし秘譚
第121章 籠絡懐柔(ろうらくかいじゅう)
そして、二本目の途中には少し幅広の金属の板が数枚組み合わさったような機構が備わっている。板の一部にはいくつもの穴が空いていた。金属板のついている上部分には頑丈そうな金属のプレートがはめ込んであり、鍵穴のようなものが見えた。

「テイソウタイだよ」
「ていそうたい・・・?」

文字が思い浮かばない。私の頭の上に疑問符があるのを見て、緋紅様がまた笑った。

「これを下着の下に履くんだ。そうすれば、水無は自分の意志で性器に触ることができなくなる」

その言葉を聞いたとき、この装置が私のオナニーを物理的に禁ずるものだということを理解した。緋紅様が小さな鍵でパチリと鍵を開くと、前部分が開き、身につけることができるようになった。

「水無のサイズにしてあるからぴったりなはずだよ」

言われるがまま、私はその『テイソウタイ』とやらを身につける。パンツのように履いたところで、緋紅様が再びプレートを重ね、鍵をかけると、ガッチリとロックされた。

ぐるりとウエスト部分をワイヤーが囲っている。締め付けは強くないが、絶妙なサイズ感で、しっかりと装着されてしまっている。二本目のワイヤーの途中についている金属の板が、陰核から陰唇の下までしっかりと性器を覆い尽くしている。板をずらそうとしても長さがピチピチでずらすことができなかった。

後ろの方はちょうどTバックの下着みたいにお尻の割れ目に沿って私の身体にフィットしている。

確かにこれでは、オナニーは愚か、性器を触ることすらできない。
でも・・・これ・・・

「あ・・・あの・・・緋紅様・・・?」
「ん、なんだい?」

懸念があった。トイレをどうすればいいのだろう。
このままでは排尿も排便もできそうにない。でも、今聞かないと、この後困るのは自分だ。私は思い切って聞くことにした。

「こ、これ・・・トイレはどうしたら・・・?」

その言葉に彼が小さく声を立てて笑う。変なことを聞いてしまったのかとドギマギした。
「おしっこの方はこっちの穴からそのままできるはずだよ。ビデか何かを使うと清潔でいいね。うん、排便の方は後ろのワイヤーを少しずらせばできるはずだ。」

おしっことか、排便とか、ものすごく恥ずかしかったけど、私は懸命に頷く。
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