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天狐あやかし秘譚
第121章 籠絡懐柔(ろうらくかいじゅう)
「水無・・・僕が帰ってくるまでオナニーを我慢してくれるかい?」
え?
またしても思考が固まる。次に頭に浮かんだのは、学校のトイレで、同級生や先生の目を盗んで、自らの陰部を弄った記憶だった。
オナニーって・・・なんで?なんで緋紅様がそれを・・・
「水無、僕が水無が学校でオナニーしてるの、知らないと思った?」
「え・・・あ・・・で・・・」
咄嗟に何も言うことができなかった。頭の中には疑問符が渦巻いていた。
「水無に渡したローターには特殊なセンサーがついててね。出し入れしたらわかるようになってたんだ・・・。昨日は2回、その前の日は1回・・・そしてその前の日も・・・」
ドキドキドキドキ・・・
心臓が高鳴る。学校で声を殺してトイレでいやらしくオナニーにふけっていたこと、全て緋紅様に筒抜けだった。そう考えると顔から火が出るほど恥ずかしかった。
「ご・・・ごめんなさい。ごめんなさい・・・!私・・・っ!」
「いいんだよ、水無。それだけ水無が僕のことを思ってくれてるってことで、嬉しく感じたくらいだよ?」
そう言いながら、ちゅっと額にキスをしてくれる。
たったそれだけで、ウソみたいにスーッと動揺が収まってしまう。
私のあんな痴態を知ってなお、愛してくださる・・・。
そんなふうに考えて胸が一杯になった。
「だからこそだよ。僕も水無を抱けないまま我慢する日々だ・・・水無も堪えてほしい。そうしたら、僕らは同じ苦しみを分かち合えるだろ?」
頭を撫でながら、背中を擦りながら、ひとことひとこと、噛んで含めるように緋紅様は渡しに言った。その言葉が胸に落ち、温かい輪となって身体に広がっていく。
「わ・・・かりました・・・私もそうします」
そうと決まれば、と緋紅様が私を引き起こし、シャワーを浴びるように言ってきた。不思議に思いながらも、シャワーを浴びて戻ってくると、ワイヤーのようなもので作られたものを渡された。
「これは、なんですか?」
手に取った『それ』をしげしげと眺める。形状的には少し太めのワイヤーが二本組み合わさっているようなものに見えた。一本は輪っか状になっており、その輪の一点と、中心を挟んでちょうど反対側を結ぶようにもう一本のワイヤーが付いている。二本目もそこそこ長さがあるので、球体を抱え込めるような形と言えばいいのだろうか、そんなふうになっている。
え?
またしても思考が固まる。次に頭に浮かんだのは、学校のトイレで、同級生や先生の目を盗んで、自らの陰部を弄った記憶だった。
オナニーって・・・なんで?なんで緋紅様がそれを・・・
「水無、僕が水無が学校でオナニーしてるの、知らないと思った?」
「え・・・あ・・・で・・・」
咄嗟に何も言うことができなかった。頭の中には疑問符が渦巻いていた。
「水無に渡したローターには特殊なセンサーがついててね。出し入れしたらわかるようになってたんだ・・・。昨日は2回、その前の日は1回・・・そしてその前の日も・・・」
ドキドキドキドキ・・・
心臓が高鳴る。学校で声を殺してトイレでいやらしくオナニーにふけっていたこと、全て緋紅様に筒抜けだった。そう考えると顔から火が出るほど恥ずかしかった。
「ご・・・ごめんなさい。ごめんなさい・・・!私・・・っ!」
「いいんだよ、水無。それだけ水無が僕のことを思ってくれてるってことで、嬉しく感じたくらいだよ?」
そう言いながら、ちゅっと額にキスをしてくれる。
たったそれだけで、ウソみたいにスーッと動揺が収まってしまう。
私のあんな痴態を知ってなお、愛してくださる・・・。
そんなふうに考えて胸が一杯になった。
「だからこそだよ。僕も水無を抱けないまま我慢する日々だ・・・水無も堪えてほしい。そうしたら、僕らは同じ苦しみを分かち合えるだろ?」
頭を撫でながら、背中を擦りながら、ひとことひとこと、噛んで含めるように緋紅様は渡しに言った。その言葉が胸に落ち、温かい輪となって身体に広がっていく。
「わ・・・かりました・・・私もそうします」
そうと決まれば、と緋紅様が私を引き起こし、シャワーを浴びるように言ってきた。不思議に思いながらも、シャワーを浴びて戻ってくると、ワイヤーのようなもので作られたものを渡された。
「これは、なんですか?」
手に取った『それ』をしげしげと眺める。形状的には少し太めのワイヤーが二本組み合わさっているようなものに見えた。一本は輪っか状になっており、その輪の一点と、中心を挟んでちょうど反対側を結ぶようにもう一本のワイヤーが付いている。二本目もそこそこ長さがあるので、球体を抱え込めるような形と言えばいいのだろうか、そんなふうになっている。

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