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天狐あやかし秘譚
第119章 電光石火(でんこうせっか)
☆☆☆
「宝生前さん・・・宝生前さん・・・」
まだ頭はぼんやりとしているが、聞き馴染みのある声がして目が覚めた。
ここは・・・どこでしょうか?
なんだかさっきまで悪い夢を見ていたような、そんな感じがする。まるで手足に砂を詰め込まれたように重苦しい感じだ。身体を起こすと、ツキンと頭が鋭く痛み、思わずおでこに手を添えた。
「宝生前さん・・・大丈夫なのですか?」
この声は・・・
次第に目の焦点が合ってくる。どうやら私は祭壇のようなものの前に寝かされており、正面には電子会議システムに用いるディスプレイがあるようだった。そこに映っているのは見ようによっては紫にも見える美しい黒髪を持つ、不思議な化粧をした女性・・・。
「杏里・・・、いや、土門様・・・」
「無理をしないでよいのです。つい1時間ほど前まで宝生前さんは神宝の支配下にあったのですから・・・。どこか、気分が悪かったり、異常を感じることはありませんか?」
とても、心配そうな顔をしている。頭がだんだんはっきりしてきて、自分がいるところが京都支部の処置室であり、そこで祭部の京都支部員数人に何らかの処置を受けているところだと分かってきた。
画面はどうやら東京の本庁と繋がっているようだ。
ああ、そうか、私は意識を奪われ、敵方にまんまと捕まってしまっていた・・・。それが救出されて、今ここにいる・・・そういうことですね・・・。
呪的な影響を受けている可能性を考えて、処置室であれこれ精査されている。土門はそんな私のことが心配で通信を繋いでもらっているといったところだろうと当たりをつけた。
不甲斐ない・・・。杏里にも心配をかけてしまったみたいです。
私は自分が成果も出せずに捕まってしまったことについて謝罪しなければと思い画面を見た。しかし、そこに映る彼女の顔を見たとき、不意に先程まで自分が見ていた夢の内容が一気に思い出されてきた。
土門杏里が男性器を持って自分を犯される。
裸で・・・森の中で・・・しかも自分から腰を上げて求めて・・・っ!?
先ほど土門の言ったことを考え合わせると、つまり自分は何らかの神宝の呪力により、強制的に淫夢を見せられていた・・・ということになる。しかし、そうは言っても、夢の内容を詳細に思い出すにつれ、どうしようもない恥ずかしさで心がいっぱいになる。
「宝生前さん・・・宝生前さん・・・」
まだ頭はぼんやりとしているが、聞き馴染みのある声がして目が覚めた。
ここは・・・どこでしょうか?
なんだかさっきまで悪い夢を見ていたような、そんな感じがする。まるで手足に砂を詰め込まれたように重苦しい感じだ。身体を起こすと、ツキンと頭が鋭く痛み、思わずおでこに手を添えた。
「宝生前さん・・・大丈夫なのですか?」
この声は・・・
次第に目の焦点が合ってくる。どうやら私は祭壇のようなものの前に寝かされており、正面には電子会議システムに用いるディスプレイがあるようだった。そこに映っているのは見ようによっては紫にも見える美しい黒髪を持つ、不思議な化粧をした女性・・・。
「杏里・・・、いや、土門様・・・」
「無理をしないでよいのです。つい1時間ほど前まで宝生前さんは神宝の支配下にあったのですから・・・。どこか、気分が悪かったり、異常を感じることはありませんか?」
とても、心配そうな顔をしている。頭がだんだんはっきりしてきて、自分がいるところが京都支部の処置室であり、そこで祭部の京都支部員数人に何らかの処置を受けているところだと分かってきた。
画面はどうやら東京の本庁と繋がっているようだ。
ああ、そうか、私は意識を奪われ、敵方にまんまと捕まってしまっていた・・・。それが救出されて、今ここにいる・・・そういうことですね・・・。
呪的な影響を受けている可能性を考えて、処置室であれこれ精査されている。土門はそんな私のことが心配で通信を繋いでもらっているといったところだろうと当たりをつけた。
不甲斐ない・・・。杏里にも心配をかけてしまったみたいです。
私は自分が成果も出せずに捕まってしまったことについて謝罪しなければと思い画面を見た。しかし、そこに映る彼女の顔を見たとき、不意に先程まで自分が見ていた夢の内容が一気に思い出されてきた。
土門杏里が男性器を持って自分を犯される。
裸で・・・森の中で・・・しかも自分から腰を上げて求めて・・・っ!?
先ほど土門の言ったことを考え合わせると、つまり自分は何らかの神宝の呪力により、強制的に淫夢を見せられていた・・・ということになる。しかし、そうは言っても、夢の内容を詳細に思い出すにつれ、どうしようもない恥ずかしさで心がいっぱいになる。

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