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天狐あやかし秘譚
第113章 第113章:【第22話 件】運否天賦(うんぷてんぷ)
ぐつぐつと煮えたぎるほどの性欲を感じたのかもしれない。緋紅が水有の手を取って、そっと自分の陰部に導いた。いま一番欲しいものに触れた手はそれだけで燃えるような暑さを感じていた。

「ああ・・・緋紅様、緋紅様のおちんちん・・・おちんちん・・・ほしい・・・キヌギヌにお与えください・・・オマンコでも、アナルでも・・・いっぱいにしてくださいませ!」

どくどくと脈打つ陰茎を撫でる手に熱がこもる。そうしながら潤んだ瞳で自身を見上げる水有の表情を、緋紅は満足そうに眺めていた。

無言で、頭を右手で押し下げる。

抵抗などしない。水有は、押されるがままに、するすると緋紅の足の付け根まで自らの頭を下ろすと、目の前に現れた緋紅の陰茎に躊躇なくしゃぶりついた。

ちゃぷ・・・む・・・あむあむ・・・
ちゅちゅ・・・ちゅぶ・・・

何度も何度も躾けられた通りに、唾液を口いっぱいに溜めこみ、いやらしい水音を立てながらしゃぶりつく。亀頭を舌でねぶり、竿を唇でなぞり、睾丸をも口に含みこみ優しく愛撫した。そのまま蟻の門渡りにすら舌を這わせる。

自らの唾液と先走りで匂い立つ亀頭を小さなその手で優しく愛撫しながら、舌も唇も、何もかもを使って、一心に奉仕をしていく。

水有の頭がそっと撫でられる。
それがまるで緋紅からの信頼の証であるかのようで、水有の心の中に温かく優しい感情、そしてそれを上回るほどの深く求める、溶けあいたい気持ち、いや・・・ひとつになりたいという貪欲な気持ちが・・・まるで黒い水のように溢れかえってきた。

もちろんそんなことはおくびにも出せない。
その代わり水有は、愛しい人のモノを深く口腔内に迎え入れることで、その欲望を表現することを選んだ。

喉奥を開き、熱く隆起した緋紅のそれを深く飲み込む。もちろん苦しい。苦しくて涙が溢れてくるし、反射で鼻汁も出てしまう。

それでもなお深く、深く飲み込むのだ。

ディープスロートの締付けは、膣のそれとはまた違う味があると緋紅は水有に語ったことがあった。それを思い出していたのだ。

これも、緋紅様から教わったこと。
あなたが私を、こんなにもあなた自身を愛せる身体にしてくれたから・・・。
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