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天狐あやかし秘譚
第113章 第113章:【第22話 件】運否天賦(うんぷてんぷ)
両手で抱え込むように鏡を持ち、念を込める。
鏡はすぐに私の思いに応える。本来、揺らぐはずのないその金属の表面が水面のようにたゆたい、そして次第にぼんやりとだが新しい像を結んでいく。
そこに映し出されたのは、ここからはうかがい知ることができない遠くの景色だ。
直接見ることができない遠い場所、そして未来をも見ることができる不思議な鏡。
これこそが、私の受け継いだ神宝『沖津鏡』だった。
「沖津鏡よ、私に応えよ!」
ゆっくりと揺らぎが収束し、光が落ち着く。
その瞬間だった。
ピカっと戦ってる二人の方から赤い光が溢れてきた。
どちらかの術の力なのかもしれない。
鏡の中の景色も紅く染まっていた。
そして、私がそこに見た光景は・・・
「水有(みゆ)っ!!」
叫んだ時は、もう遅かった。
鏡の中に映ったのは、薄桃色の巫女服の女性・・・私の片割れである藤塚水有(ふじつか みゆ)が、無機質な槍に腹を貫かれ、血しぶきを上げてその身をのけぞらせている姿だった。
鏡はすぐに私の思いに応える。本来、揺らぐはずのないその金属の表面が水面のようにたゆたい、そして次第にぼんやりとだが新しい像を結んでいく。
そこに映し出されたのは、ここからはうかがい知ることができない遠くの景色だ。
直接見ることができない遠い場所、そして未来をも見ることができる不思議な鏡。
これこそが、私の受け継いだ神宝『沖津鏡』だった。
「沖津鏡よ、私に応えよ!」
ゆっくりと揺らぎが収束し、光が落ち着く。
その瞬間だった。
ピカっと戦ってる二人の方から赤い光が溢れてきた。
どちらかの術の力なのかもしれない。
鏡の中の景色も紅く染まっていた。
そして、私がそこに見た光景は・・・
「水有(みゆ)っ!!」
叫んだ時は、もう遅かった。
鏡の中に映ったのは、薄桃色の巫女服の女性・・・私の片割れである藤塚水有(ふじつか みゆ)が、無機質な槍に腹を貫かれ、血しぶきを上げてその身をのけぞらせている姿だった。

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