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天狐あやかし秘譚
第110章 機略縦横(きりゃくじゅうおう)
肩に温かい感触がある。
女性警察官が自分の肩を抱きかかえるようにしてくれているのがわかった。
ここに来てやっと、木島は自分の身体に異状がないことを悟る。
「あ、私・・・撃たれてない?」
「大丈夫ですよ。
犯人はほら・・・
西園寺様が取り押さえてくださいました」
涙目で女性警察官の方を見る。帽子の下の顔は意外なほどに童顔だった。
その警察官が見る方に視線を向けると、手を銃で撃ち抜かれたのだろう。犯人と目される人影が、右手を押さえてうめき声を上げていた。
男性警察官が銀色に光る銃を油断なく構え、犯人が取り落とした拳銃を足で蹴飛ばして、引き離しているところだった。
「殺人未遂及び銃刀法違反の現行犯です」
帽子をあげた男性警察官は、思った通りのイケメンだった。
銃を腰のホルスターに収め、手錠を取り出す。
うめき声を上げている犯人も男性のようだった。
西園寺と呼ばれたイケメン警察官が、ガチャリとその手に手錠をかけた。
「まさか、自分で乗り込んでくるとはね・・・。
・・・あなたを逮捕します・・・大武和弥さん」
女性警察官が自分の肩を抱きかかえるようにしてくれているのがわかった。
ここに来てやっと、木島は自分の身体に異状がないことを悟る。
「あ、私・・・撃たれてない?」
「大丈夫ですよ。
犯人はほら・・・
西園寺様が取り押さえてくださいました」
涙目で女性警察官の方を見る。帽子の下の顔は意外なほどに童顔だった。
その警察官が見る方に視線を向けると、手を銃で撃ち抜かれたのだろう。犯人と目される人影が、右手を押さえてうめき声を上げていた。
男性警察官が銀色に光る銃を油断なく構え、犯人が取り落とした拳銃を足で蹴飛ばして、引き離しているところだった。
「殺人未遂及び銃刀法違反の現行犯です」
帽子をあげた男性警察官は、思った通りのイケメンだった。
銃を腰のホルスターに収め、手錠を取り出す。
うめき声を上げている犯人も男性のようだった。
西園寺と呼ばれたイケメン警察官が、ガチャリとその手に手錠をかけた。
「まさか、自分で乗り込んでくるとはね・・・。
・・・あなたを逮捕します・・・大武和弥さん」

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